経営基盤強化メカニズムー6

前回の本シリーズに関する記述で、人財戦略(組織構築)こそ経営戦略の中心にあるもの…と主張しました。

今回は組織構築戦略に沿った、各種戦略の具体策について書こうと思います。

まずは、営業戦略の立案・実行方法です。

以前の営業戦略は「戦略」という言葉で、「経験と勘と気合」(3K営業)に頼った実行がなされていました。それは、プッシュ戦略が中心の時代の話です。

現在の営業戦略は、完全にプル型戦略が中心。訪問販売などに頼れば、リスクが高まります。提案営業は基本ですが、こからかの営業展開は”お客様から選ばれる”戦略に切り替えざるを得ません。

ということは、以前の営業のエースに頼るような個人依存型の営業展開ではなく、企業全体の価値を高めていくような「企業ブランディング戦略」が重要になってきます。

つまり、お客様が「わざわざ選んでくれるよう価値を高めてお伝えできる」仕組みを創ることです。

これまで以上に、品質(クオリティ)が問われる時代といっても過言ではありません。

また、営業部メンバーのモチベーションも大切になってきます。

営業(販売)という仕事の価値(大切さ)を見直し、単に数字を創るだけの部門ではないという点を植え付ける必要があります。

営業(販売)部門は、企業価値(企業努力)に裏付けされた”想い”を伝えるミッションを担います。

想いを伝えることに成功すれば、その想いに共感してくれるお客様は、”価値をお金にして払って”くれるのです。

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