結局、理念(目的)の違いでしょう。

人財不足、採用難、超売り手市場…「ヒト」に関する中小企業を取り巻く環境は、完全にアゲインスト。向かい風まっしぐらですね。

中小企業経営者からよく、「人材を集めるにはどうしたらいいですか?」と聞かれます。

「ヒト」は中小企業経営にとって最大で最強の経営資源です。

人材を集めるには…この命題には、「ヒトが集まるような”いい会社”になる」しか正解はありません。

縁あってせっかく入社した社員が、志半ばで辞めていく…。歓迎したくない状況ですよね。そしてまた、人材が不足する…悪循環です。

退出(辞めたい)と言う社員に対する最初のアプローチは、その理由を直接話してもらうことが重要です。

現在の部署で力を発揮できない…などの理由であれば、配置転換や異動で環境を変えてあげましょう。

しかし、かなりの高確率で「理念(目的)の違い」が原因となっているのです。

経営理念は、企業の独自の価値観、存在意義、事業目的を具現化・見える化したフレーズです。

その価値観に共鳴共感できないスタッフは、環境になじめずに早晩辞めていきます。

逆に言うと、経営理念を明文化することで、その企業が大切にしている価値観が明確になり、共感を覚える人材が集まりやすくなります。

ですので、「美しい言葉やインパクトのあるイメージ」で経営理念を表現する…。

ただし、経営理念を掲げても、実際には理念とは真逆の(またはマッチしていない)社風を形成している会社にはならないように留意しましょう。

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