淘汰を乗り切るために…。

刻一刻と変化する中小企業を取り巻く経済環境。最近では、コロナウィルスの流行によりさらに厳しい経営環境にさらされています。

残念ながら淘汰(倒産、解散などの退出)される中小企業もあることでしょう。

淘汰の期間というのは、中小企業経営にとって常に構想しておかねばならない事態です。どんな業界でも、どんな企業でも、リスクが全くない事業などありませんし、リスクを想定したオペレーションをどれだけ展開しているか…が大切です。

人間は、厳しい時の言動にこそ本性が現れるものです。企業経営も一緒で、厳しい環境の時にこそ、ブレない経営姿勢・経営努力が望まれます。

小売業を営む、ある経営者から相談がありました。内容は…。

「経費が厳しいので、お店の場所を移動しようと思うが…?」

「100メートルほど離れるが、家賃が今の場所よりも、5万円安いのだが…」とうもの。

もちろん、最終的には経営者の判断ですが、損得勘定で経営判断をしてしまうと結果的によくない状態を生みます。

お客様の来店距離、来店のしやすさ、お店のコンセプトとのマッチング。周りの環境など、総合的な観点からの判断が必要です。

ブレないオペレーションとは、商売の理念(目的)やコンセプト(概要)にマッチするということ…です。

このような判断を迷う時の判断基準として、「経費を抑えてCSが下がらないか…」があります。

経費を抑えても収益に負の影響がある判断は、よくない結果をまねく可能性が高いのです。

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