中小企業診断士(経営コンサルタント)の品位…。
マスコミを賑わす”自称経営コンサルタント”の不祥事。これは結構な確率で発生しますよね。法に触れるような詐欺や詐欺まがいの仕事をするコンサルタントが存在すること…これ自体大迷惑な話です。
特に我々のような国家資格・中小企業診断士を名乗っている専門家は、相手が中小零細企業である場合がほとんであり、悪質なコンサルティングは死活問題となりかねません。
経営コンサルタントという職業は『企業のお困りごとや課題を解決支援する専門家』として、誇りをもって仕事をしたいものです。
品位…まさにこれを保ち続け、高品質なコンサルティングサービスを提供することに挑戦しなければ、プロとは言えませんよね。
ところが、同じ経営コンサルタントを名乗る専門家のホームページなどを見ていると、「コンサルティング実績」と題して、「私が関わり、売上150%達成!」とか「営業利益◯◯円増額で、V字回復!」などとあたかも自分の”手柄”を公開、ひけらかしている輩が多いことに気づきます。
小生には、リスペクトする経営コンサルタントが何人かいますが、そのような表現はしません。絶対に!。
これこそ品位というものでしょう。名医というのは、自分の治療実績を自分で発表することはありません。
経営コンサルタントの立ち位置を常に振り返り、業績結果はクライアントの功績であることを忘れてはならないのです。
このようなチープで安っぽい表現を自社のホームページに掲載する、品位の低さ…。
同じ業界人として恥ずかしくなります。
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