”いい会社”になるために…。その実像に迫る−5
中小企業経営にとって最大で最強の経営資源は”ヒト=人財”である…いや、唯一無二の経営資源といっても過言ではないでしょう。
このブログで再三主張してきたことです。坂本光司先生が策定された”いい会社になるための100の指標”においても第6項目として、「社員の確保・育成・評価に関する指標」を定められています。
毎日のように中小企業経営の現場を駆け回っていると、本当に強い会社は「人財力」がすごい!このことを実感するものです。
例え業績が良く、金融機関の格付けが高い会社でも、離職率が高く社員が定着せずに疲弊しながら働いている…そんな会社が”いい会社”と言えますか?
業績はあくまでも結果現象。経営は”ゼニカネだ”と信じている経営者に、いい会社は作れないでしょう。
中小企業経営は一にも二にも”ヒト”です。ヒトに始まりヒトに終わる…。
中小企業の最大の差別化ポイントは「ヒト」です。いい人財がいるから”いい商品(サービス)が開発できる”し、業績も創ることができるのです。
人財の確保(採用)戦略、育成(成長)戦略、そして正しい評価をするモチベーションアップ戦略の構築を実直に取り組んでいきましょう。
この”人本経営”ともいうべき方向性は、損得判断経営では実現不可能です。人を大切にして、人にやさいい経営を実践し、人が大活躍する環境を経営者として整備しているか…。この点が問われる指標と言えます。
人事考課・評価制度も、目的はただ一つ。モチベーションを上げるため…なのですから。
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