今時、経営計画書もない会社の行く末
経営者と面談していると、「経営計画書(小生は羅針盤と呼んでいます)」の必要性を感じていない方が意外と多いことに驚きます。この方々の言い分は、「必要性を感じない」がその大半です。
完全受注型の企業(例えば下請が主な収入源)や建設業(入札による受注が主なし収入源)に多いものです。
しかし、先の見えない経済環境である現時代こそ、経営計画書の策定とPDCAは必須経営要件と言えます。
経験上ですが、社員数が10名を超えたら間違いなく単年度経営計画書を策定することが必要です。
経営計画書を策定することは、「最強のリーダー研修」になり得ますし、不測事態に対応するためにも様々な構想を立案しておいくことは、経営者として当たり前のミッションです。
経営計画書を単なる業績計画と位置付けて、売上や原価、粗利益、営業利益、そして経費計画などの”絵を描く”ことだと認識していたら間違いです。
そんなものは、後でいくらでも描けばいい。いや極端に言えば、数値計画など必要ありません。
構想したいのは、
①業界の方向性、外部環境の変化
②我が社の生き残り、躍進のための条件整理
③躍進のためのアクションプラン
④アクションプランの具現化(5W2H)計画
そんなところです。
行き当たりばったりの経営は、非常にリスクの高い時代になりました。特に昨今(コロナ禍)のような非常事態においてはなおさら。
足元を見つめて、経営の基盤を強化していくためにも、『できない、必要ない』と言い訳しない経営計画書を是非とも策定してください。
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