中小企業の営業、販売戦略
中小企業の経営コンサルティングを現場で展開している時、営業戦略や販売戦略を練ることがよくあります。
カネという大切な経営資源を生み出す源泉は、販売や営業の戦略によるものだからです。当たり前ですが…。
究極の究極な、中小企業の営業戦略は「営業しないこと」です。つまり喉から手が出るほど、欲しい商品を開発(あるいは仕入れ)してお客様から”わざわざ”来てくれるような、そんな戦略が理想です。
あくまでも理想論なので、現実で考えた場合、中小企業の営業・販売戦略を列挙しましょう。
1 取り扱う商品(サービス)の特徴(USP)を磨き上げ、高価格設定を実現すること
2 1社(少人数)依存型の販売・営業戦略を取らず、客数(取引会社数)をできるだけ増やしていくこと
3 リピートしてもらうような、丁寧な応対・接客を実現すること
4 お客様の情報をこまめに収集し、ワンツーワン・マーケーティングを実現すること
5 新商品や新開発商品を出した時、必ず情報提供して案内すること
6 常に”仕掛ける”こと。情報発信を常時できる体制を整えること
7 ビジュアル的な案内ツール(企業情報なども掲載)を用意して、”見せる”販売・営業を展開すること
最後に、営業力は「企業力」であり、営業スタッフの「人間力」であることも重要なファクターです。
トークを磨き、プレゼンテーションだけで完結させる販売・営業戦略は、いつか限界がきます。
ですので、細かい配慮や心配り、お客様が感動するような販売・営業戦略こそ、中小企業にふさわしいことを認識しましょう。
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