総務部(総務課)、総務担当の価値について
あまりよろしくない傾向が、中小企業の現場に蔓延することがあります。中小企業経営あるあるのことですが、総務部をはじめとした間接部門を疎んじるような傾向です。
営業部や製造部のような、フロントラインにいる部署が幅を利かせ、「自分たちが稼いでいるんだ(作っているんだ)」とばかりに間接部門を見下すような社風。
こんな傾向を経営トップが認めているような企業が、まだまだあります。
明確に断言しておきますが、経営は役割とミッションを明確にする必要があります。そして、それぞれの部門には価値があり、お互いに認め、リスペクトすることが重要です。
総務部の役割は何か?ズバリ、企業全体のコントロールタワーの役割に他なりません。
これはとても重要な役割です。言わば司令塔の役割なのです。ただの事務部門ではありません。
社内の情報を共有化したり、トップからの指示・命令を組織前夜位に行き届かせるような仕組みづくり。
また、人材採用や育成、法令義務、各種手続きなどその業務は実に多様なのです。
問題は、適正な人員構成にすること。目安で言うと、業種にもよりますが、マックス総務部スタッフの数は社員10名あたりに1人。10名を超えたら2人に増員しましょう。
大切なのは、間接部門の価値を全社で共有すること。
強い軍隊は、兵站(供給部門)や情報収集・共有に注力するものです。
いい経営をするために、知恵(叡智)を出す時代。総務部の価値は、これからますます高まっていくことでしょう。
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