中小企業の経営者像【動機付けをしていますか?】

中小企業経営は、何より構成員(社員、メンバー)の結束力が重要です。構成員の判断基準が経営理念を軸にブレない、そしていつも共有された価値観のもとアクションに結びついていることが望まれます。

そのため、企業経営には”明文化された”経営理念が重要だと主張しているわけですが、結構これが簡単なことではない。経営理念をカードにして配布したり、会議の時に唱和したり…その取り組み自体はとても重要なのですが…。

もっとも重要なのは、”動機付け”というものです。つまり、我々は「何のために仕事をしているのか?」「我が社はお客様に何を提供し、貢献しているのか?」などという至極単純な命題を、日常業務の中で共有する小さな取り組みのことです。

この動機付けが、「不純(損得感情)」であったり、「チームワークに反するもの」であったり「理念にミスマッチした」ものであったりする時に、時として取り返しのつかない事態を招きかねません。

もっとも怖いのは、企業自体のブランディングに”傷がつく”ことです。

一人の構成員の、理念にミスマッチした行為で企業自体の信用・信頼力を削ぐこと…。これはもっとも避けたい事態と言えます。

そのために、社員教育や成長プロセスの明確化と実行が必要なわけですが、その際にも「何のための教育・研修か?」という動機付けを施さないと、取り組み自体の効果・成果が薄くなっていきます。

何より、組織力・結束力で経済環境を突破していきたい中小企業経営。経営者は常に、社員との対話を通じた”動機付け”を意識したいものです。

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