”言っていること”と”やっていること”が違う会社
業績第一主義の会社に比較的多い現象なのですが、自社の経営理念には「立派な文言」を掲げておきながら、実行している戦略は理念にまったく違う内容という現象…。
こういう現象も、かなりの確率で散見されます。
社員の幸せ?お客様第一主義?…言うは易しで、この命題は実に難しいのです。
ただ、経営理念というものは「錦の御旗」のようなもの。実現したくても実現できない理想…。僕はこれでも構わないと思っています。
実際に、その理念に向かって「ブレずに突き進んでいるか?」が大切です。理念とは真逆の戦略を実行する会社も、実は多い。
経営理念をただの「キャッチフレーズ」だと勘違いしているのでしょう。明言しますが、経営理念はそんなチープなものではありません。
「企業が価値観を明文化した、社会に対する約束事!」これが意味合いです。そのため、インターネットのホームページを通じて、経営理念を掲載している会社は”全世界に対して”、理念に書いてある文言を「約束している」ことになる訳です。
言っていることと、やっていることが違う会社…長期的に見ると、企業のパフォーマンスは降下傾向になります。なぜなら、周囲から見透かされるからです。
とりわけ、自社の社員はシラけていき、モチベーションが下がります。最悪、人財の流出に繋がりかねません。
中小企業経営にとって最も恐ろしいのは、「客離れ」というのは再三主張していますが、「社員離れ」が起きると赤信号です。
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