アフターコロナなんて誰にも分からない

アフターコロナに備えた経営を…。クライアントの経営者が、「最近よく言われるんですよ。」と愚痴っぽく言われることがあります。コロナ後は、世界の価値観がガラッと変化し、これまでのビジネスモデルが根本から変化するのだとか?

預言者じゃあるまいし、未来のことが断言できるなんてありえますか?

ビジネスモデルを見直し、再構築すべき業種・業態は見られるでしょう。しかし、経営の根幹に流れる「基本戦略」は変わることがないはずです。

これは歴史が証明しており、経営の世界でも同じです。環境に適応していくのが経営ですが、適応の意味を取り違えては死活問題になりかねません。

環境に適応していくとは、萎縮した守りの経営に徹するということではないのです。いつの時代においても、発展していく中小企業には共通点があり、ブレない経営を貫いています。

まず、企業価値を高める(ブランディング)戦略に徹していることです。中小企業は、萎縮した経営で「仕掛け」続けないとたちまち大企業特有の価格戦略に飲み込まれます。

独自性の追求、オンリーワン戦略の立案が重要です。経営革新への果敢な挑戦です。

1 新商品・サービス開発

2 新しい取引際の開拓・新しい顧客の開拓

3 新しい組織の構築(新チーム構成、役割の明確化、スタッフで差別化する戦略)

4 新しいビジネスモデルの創造

これらの活動は、これからも中小企業にとって不変の戦略です。

 

例えば「アフターコロナは、皆酒を飲まなくなる。だからお酒の新商品開発など無謀だ!」という助言は、まったくもってナンセンスです。

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