コンピテンシー理論による昇進制度
中小企業会社経営は、階層形になっていますよね。企業の規模が拡大していくと、社員の人数も増えていきます。当然ですが、ガバナンス(統治)を保つために、階層形をつくって分業(役割分担)や指示命令系統ラインを明確にしていく必要があります。
ちなみに、組織図は「誰が偉いとか上下関係を示したモノでなく、ただの指示情報のラインを見える化」したものにしか過ぎません。
さて、人事は中小企業経営の中で非常に重要な戦略です。その人事戦略の中で、昇進制度はかなり練って戦略立案する必要があります。とかく昇進制度は重要で、昇進すると役職者と言うことになりますから、部下がつくことになる訳です。
中小企業経営にあるあるなのが、スキル=マネジメントという間違い。例えば、「販売力しかない人が店長になる」という間違った事例です。
リーダーの最大の条件は、「人から慕われる人間的な魅力があるか?」です。「仕事ができる=人間力」では必ずしもない訳です。
僕も経験がありますが、人間的におかしい人が上司になると、それは悲劇です。部下は上司を選べませんから…。
そこで、コンピテンシー理論の導入による昇進制度を推奨しています。
つまり各役職の「あるべき姿、言動」を見える化して、昇進の判断基準にする手法です。そのコンピテンシー条件に合わない人を幹部にしてしまうと、後々大変な事態になります。
下手をすると、チーム・組織崩壊を招きかねません。
昇進制度は、明確なコンピテンシー条件を具体的に文言化して、昇進の際の判断基準としてください。
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