中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【56】

【中小企業診断士の成長プロセス 〜診断士の基本的提案思考ー3〜】

中小企業診断士は、プロの経営コンサルタント国家資格ですから、当然報酬をいただいて仕事をします。報酬と言うのは、コンサルティング支援サービスの対価ですから、その価値が高ければ高報酬をいただくことができます。

ただし、国家資格ホルダーたる中小企業診断士は、巷の自称経営コンサルタントと一線を画して、「一定の社会貢献」をしていく必要がると”勝手に(笑)”思っています。

具体的には、専門家派遣などを快く引き受けて、報酬が難しい中小零細企業への支援も、誠心誠意対応する…などです。

経験を言うと、以前上司だった自称コンサルタントは、仕事の内容や価値よりも「報酬」を気にするような輩でした。その言動の稚拙さ、チープさに辟易としながら業務にあたっていた訳です。

「その仕事、いくらで引き受けたの?」これが、当時の上司にコンサルティング契約の報告をした際の言葉です。

中小企業診断士は、「報酬ありき」のコンサルティング提案をしてはいけません。経営コンサルティングは、サービス業です。

サービス業というのは、極上のサービスの上に報酬が成り立つ仕事です。「極上のコンサルティングサービスの先に、フィー(報酬)がある」この提案思考をもつこと。

例えば、予備調査なども積極的に引き受けて「仮説立て」し、仮説が浮かばないコンサルティングの仕事は引き受けないことです。

コンルティングは、課題解決のための個別具体的な仮説を立てて、地道に仮説を実証検証していく作業とも言えるのです。

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