『値決め』は中小企業経営の命である!
中小企業経営戦略における最大のタブーは、「価格競争」です。同業他社と、あるいは大手企業との価格競争は、”百害あって一利なし”。できるだけ安い値段で…という発想は、中小企業経営では歓迎されません。
中小企業経営の値決め判断の前提条件は「できるだけ高く」であることに間違いはありません。
そういう意味では、『値決め』は中小企業経営の命である!ということが言えます。
同じように、中小企業診断士(経営コンサルタント)も「安く売って薄利多売の戦略を実施しましょう」などという提案をするコンサルタントは、付き合わない方がいい。
「高く売って利益を上げましょう!」というコンサルタントが正解です。
商品を高く売るためには、「間違いのない高品質」であることが前提条件です。高品質が、高価格の裏付けとなり、高付加価値を実現する…これをブランディング戦略と言います。
中小企業経営は、まさにブランディング経営。他にはない、お客様が欲しがる、とても希少な…。そんな商品を開発(あるいは仕入れ)し、お客様に高く買っていただく。結果、高粗利(高付加価値)を実現することです。
これは、とてもカロリーが必要な企業の取り組みです。不屈の信念と覚悟と継続性が求められます。小手先やテクニックでは成立しない、足腰から鍛えるような戦略なのです。
ブランディング戦略に成功したら、中小企業経営にとって最大のアドバンテージ『価格決定主導権』を握ることができます。
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