経営者は、好かれてナンボである!
曰く「経営者は部下に嫌われてナンボ」とか「社長は恐れられないと一人前ではない」とか…。そんな発想をして、社員に暴言を吐く経営者が未だに多々みられるようです。それは、超買い手市場で社員が集まってきた時代の、今や「幻」のような話です。高度成長期やバブル時代の負の遺産と言っても過言ではないでしょう。
断言しますが、今の時代「経営者は好かれてナンボ」ですし、「社長は慕われてナンボ」です。それだけ、難しい時代になったと言えますが、同時に、本物の経営者しか生き残れない時代になったとも言えます。
経営者は、恐ろしいほど部下に見られています。観察されています。
「我が社は給料もそこそこいいし、評判もいい。そんなに人は辞めていくはずがない」とたかを括っていると、痛い目を見ますよ。社長、貴方の会社は貴方を心から慕っている社員が、どれくらいいますか?
「弊社は大丈夫。皆、自分を慕ってくれている」とか「弊社は給与も高い。会社への忠誠心は高い」…そう思われていても、実はそうではなかった…という現象は枚挙にいとまがありません。
やはり、モラールサーベイと現状認識アンケート調査は、数年に一度(3年に一度でいい)は実施して会社の診断をしましょう。
理想は、経営者自体が好かれ、慕われること。これは「お金」や「待遇」が左右するものではありません。経営者の「ハート」が分水嶺であり、経営者の言動が見られているのです。
社員が、「この社長ならひと肌でもふた肌でも脱いで、粉骨砕身貢献しますよ」そう思ってくれるような、振る舞いを心がけましょう。
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