中小企業診断士が手がける人事考課制度
中小企業の多くが、独自の人事考課制度を持っていないか…あるいは、使いこなしていない現状を、ここ数年散見してきました。
「数年前に、ある人事コンサルタント会社に依頼して人事評価制度を作ったが、全く使えないし、使っていない」
「人事評価制度の評価が分かりにくい。点数がつけづらい。」
「評価を、給与や賞与、昇格・降格に反映させていいか…ここまで支援してくれないから使いこなせない。」
このような不平不満を、幾度となく耳にしてきました。また、これが結構高額な報酬を払われているから、悲惨です。報酬は数百万円するから困ったものです。もちろん、すごく使いやすくて、分かりやすくて、管理しやすい…そんな人事考課制度なら高額でも価値があるでしょう。
人事考課制度の導入ポイントを、いくつかご提示しておきます。
①「解りやすい」…被考課者(評価、考課される方々)が解りやすい(理解しやすい)というのが前提です。
②「管理しやすい」…企業の人事担当者が管理しやすい制度でないと、いつの間にか使われなくなる運命にあります。
③「物心両面に影響しやすい」…給与や賞与、昇格・昇進などにどう影響するのか、リンクが明確になっていること。
④「オリジナル性がある」…その企業ならではの評価・考課項目が設定されていてオリジナル性がある。
⑤「面談制度が設定されている」…考課結果を書面でなく、面談で伝える制度になっている。書面で「心」は伝わらない。
以上5点。これは、未来志向型の士業・中小企業診断士が策定する分野だと、僕は勝手に思っているのです。
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