売上至上主義?品質至上主義?

経営者が日々において、最も気になる経営指標といえば「売上」ということになります。損益計算書の最初に記載されている指標は「売上」ですよね。これには意味があって、経営者が一番きになる指標だから…と僕は勝手に思っています。

実はここに大きな落とし穴があります。売上というのは、「対目標、対前年の比較によってマーケティング戦略の検証をする指標である」と僕は定義しています。そして、売上は膨張指数であることを忘れてはいけません。つまり、低価格販売や値引きをすれば(極端に言うと叩き売りすれば)、拡大してしまう指標なのです。

そこで、僕は中小企業こそ「品質至上主義」を提唱したいと思っています。つまり、売上の検証ばかりでなく「粗利益率」の検証。商品自体のクオリティの検証。人財力の検証などを導入するのです。

企業ブランドを構成するのは、「商品」「人財」「取り組みそのもの」などのコンセプトです。ブランディングに成功すれば、高付加価値経営(高粗利経営)が実現できます。これこそが、中小企業が目指す王道戦略なのです。

売上の検証から導き出される課題は、営業戦略の次の一手ということになるでしょう。

ところが、品質の検証はなかなか嫌煙しがちです。手間隙を要するからでしょう。品質検証こそ、導入すべきオペレーションです。我が社の商品・サービス、人財力はキラキラと輝いているか?

差別化はできているか?オンリーワンポイントは創出できているか?継続できているか?

ブランディングファクターは、その価値をお客様に伝えているか?見せれているか?

そのような検証事項を盛り込み、品質重視経営を運営していきましょう。

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