その商売…「志(こころざし)」はありますか?
一にも二にも、商売というものは志が大切だと思う今日この頃です。これまで、実にさまざまな経営者の方々と、対話し、観察し、時にご支援してきました。志(こころざし)なき経営は、結局は行き詰まり、結果的業績も悪化していきます。
一方で、志を表現した「経営理念」は掲げているのに、行動の原点(動機)が損得勘定で、ただの標語になっているというケース。これはもっと始末に負えない。
そういった薄っぺらな経営をしていると、すぐに見透かされますし、呆れられるのです。この現象は、誰に直接影響を及ぼすか?
自社の社員に多大な影響を及ぼし、経営者への忠誠心は著しく減少しいきます。
いつの時代でも、経営は「金儲け」が目的ではない。経営は「関わる全ての人を幸せにする」活動であり、業績(金儲け)はあくまでも結果現象なのですから。
経営者の皆様。あなたの会社は理念浸透する試みを実施していますか?
我が社の目的を文言化した「経営理念」の意味、そこに込められた想い…その共有化と行動への反映を図っていくこと。これは重要な経営者の仕事です。
そのためには、経営者自身が「志」に忠実でなければならない。経営者が、社員から「志(経営理念)と違うことを言うし、行動するね」と思われた途端に、会社へのロイヤリティ(忠誠心)は失われていき、モチベーションが下がっていきます。
社員のモチベーションが下がると、業績にすぐに現れてきます。業績というのは正直で、現状の経営努力が正しいかどうかを表す重要なバロメーター。
落ちていくのは早いですが、一度落ちた業績を回復させるのは時間と覚悟が必要ですよ。
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