業績計画の立て方ー2

前回に引き続き、経営計画書に関する主張です。何度も言いますが、経営計画書なき経営は、リスクが高い。どんな小さな商売でも、年度の初めに的確な計画書を策定する必要があります。備えあれば憂いなしは、道具ばかりのことではありません。経営計画書に関することでも、同様なのです。

今回は理想的な経営計画書の「姿」について書きます。

1…経営者の決意表明が書かれている経営改革書

年度のスタートは、社員も高揚感を覚えます。そこで経営の責任者たる社長の決意表明が、文言として書かれておるととても説得力が増します。

2…中期ビジョンが書かれている経営計画書

単年度(1年)だけでなく、向こう、3年〜5年のビジョン(あるべき姿)を考察して策定しましょう。優秀な社員であればあるほど、我が社の中期的方向性が気になるものです。

3…前期の振り返りが書かれている経営計画書

前期の振り返りから導き出された、あるべき姿とのギャップ(差)を明確にしておきましょう。

4…課題を解決するための具体的戦略が書かれた経営計画書

課題があるから成長するシーズがあるのです。課題なき経営は成長の余地がない。課題を解決するための具体的スケジュール(行動計画)を見える化しましょう。

5…数値(業績)計画

業績は最も重要な策定要素です。ただし、絵に描いた餅にならないようにしないと…意味がない。頑張れば届くような数値計画が理想です。

次回は、経営計画書の運用方法について書きます。

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