ブランディング経営の本質ー1「ブランディングの背景」
拙著「選ばれる会社になる!ブランディング経営」を刊行してから半年。さまざまな方面で、感想をいただくようになりました。結局のところ、中小企業経営というのは「ブランディング経営」に突き進むことが王道である!というのが本著の主張です。
このブランディング経営の書いた背景と、そのコア部分の主張を、ブログでも紹介していきたいと思っています。本題に入る前に、「ブランディング」とは何か?を定義しないと話の方向性がズレてしまいますので、固めておきます。
ブランディングとは、「確かな品質に裏付けされた、供給主導型の中小企業経営における躍進戦略」であると定義します。
この定義についての説明は、次号にするとして。今回は執筆に至った背景を紹介します。
中小企業経営においては、価格戦略はタブーです。大量生産・大量仕入れで価格優位性のある大企業に対して、まともに低価格で対抗できないからです。しかしながら、中小企業経営においても低価格路線や値引き路線に頼り、低付加価値経営に陥っている現状を見てきました。
中小企業経営の本質は、オンリーワン・オリジナリティ戦略であることは周知だと思います。では、具体的にオンリーワン経営を実践していくための戦略を指南する必要があり、中小企業診断士はその担い手であるべき…そんな思いにかられたのです。
また、「見せ方」「伝え方」に頼るような、薄っぺらなブランディング(もどき)は、お客様に見透かされ、ともすれば客離れという最も危険な環境を招きかねない。
そのため、本当のブランディング経営を警鐘とともに主張することは責務と思い、執筆に至ったのです。
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