問題解決力から問題設定力へ
以前にも書きましたが、急速なAI(人工知能)の発達。これによって無くなっていったり、あるいは価値が低下する職業は多々予想されます。会話型人工知能「ChatGPT」が今脚光を浴びていますが、他のベンチャー企業が発展型を開発していくはず。
これは中小企業企業の経営環境や、特に日本の学校教育環境にイノベーションを起こすことになるでしょう。また、自らそのイノベーションに適応していく努力が試されます。
社会人は、これまでの「問題解決力」が試される時代から、「問題設定力」が試される時代に変わっていくはずです。今や問題解決力はAI(人工知能)が担う時代なのです。これからは、「問題設定力」。つまり自ら課題を創造する力です。これは、人工知能を使いこなすスキルと言ってもいいでしょう。
AI(人工知能)が導き出した答えをコーディネート(組み合わせたり、発展させたり)して、「価値ある情報」を創造するパワー。
ここに到達したものが活躍できる社会に突入した…そう僕は観ています。
これまでの学校教育現場は、完全に「問題解決型」でした。しかも、正解のある「問題」です。この現象は「問題を創造する力」を養うことがありませんでした。点数で格差がつけられる、実社会とはかけ離れた教育がなされていたと言えます。
結果、学歴と幸福度が必ずしも一致しないような現象が出てきました。社会は正解のない世界。ベターな解しかありませんから。
中小企業経営の世界も、大きな転換期を迎えています。人財育成の分野においても、課題設定力に重点を置いた育成プランを立てる必要があるのです。
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