新規事業開発の留意点

先日ある経営者から、こんな相談をうけました。

「現在のビジネスモデルでは、10年後の展望が決して明るいとは言えない。今から新規事業を考えておきたいのだが、何かアドバイスをくれないか…」(概要)

そういった内容でした。

新規事業開発を模索する経営者は、意外と多いと思いますし、この危機感は健全だと思っています。

一寸先は闇…。ビジネスは、そんな不透明なリスクが常に付きまとうものです。

僕の持論ですが、新規事業開発が起動し、起動化(黒字化)するまでのプロセスで「失敗しない秘訣」というものがあります。ここでの失敗とは、起動化(黒字化)せずに新規事業自体が消滅してしまうことを言います。

失敗しない秘訣は、ざっくりと5点をまとめました。

アンゾフの成長マトリクスでいうところの、「新市場開拓型新規事業」と「新商品開発型新規事業」のいずれかを選択するという点が1点。

次に、会社全体で高揚感を引き起こすようなビジネスモデルを構築するという点が2点。

会社内で新規事業開発プロジェクトチームを立ち上げ、マネージャーには、最大限の権限を与える点が3点。

新規事業開発プロジェクトの進捗状況は、かなりの頻度で社内にアナウンスし、協力体制を整備しながら進めることが4点。

最後に、市場調査(マーケティングリサーチ)を施し、ブランディング・コンセプト(こだわり、とんがり)を創出することが5点目。

以上のようなポイントに留意して、時間とコストをかけてしっかりと取り組んでいきましょう。

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