「稼げる診断士」と「思ったように稼げない診断士」
最初に厳しいご質問をさせていただきます。
クライアントから「収益アップの構造を指南してもらえませんか?」とお願いされたら…。中小企業診断士(経営コンサルタント)である貴方は、どうお答えしますか?
収入アップの相談を受けた中小企業診断士が、自らの収入アップで悩んでいる…。そもそもこのような構図は、できるだけ避けたいものですよね。
少なくとも…「今は思ったような収入ではないが、年々増額している!」そんな自信は持っていたいものです。
ここで、稼げる診断士の定義を決めておきましょう。
尊敬する中小企業診断士の大先輩・山下益明先生は、「民民契約で2,000万円」という言葉を提唱されています。民民契約とは「クライアント企業と直接契約するという意味」。ここに中小企業協会からの受託事業や、補助金申請書策定代行などは含まれていません。
小職も同じような感覚を持っていまして…。ついでに言うと山下先生は「できれば3,000万円以上…」とも言われています。
僕ですか…?。まだまだですが、最低目標(2,000万円)は超えています。ただ、そこまで来るのは独立して7年の歳月を費やしました。
それまでは苦しい時もありましたし、仕事を選ばずに「何でも屋」のような経験もしました。ただ今振り返ると、全ての経験が無駄ではなく「今に繋がる貴重なプロセス」だったと確信しています。
小職よりも早く2,000万円の壁を超えた仲間も大勢いるでしょうし、またひとりで5,000万円稼いでいる診断士の先輩も知っています。当然ですが、「稼いでいる診断士」=「優秀な診断士」という訳ではないと思っています。
しかしながら、専門士業の職を与えられて活動する以上…、また企業経営コンサルタントも国家資格ホルダーとして活動する以上…。やっぱり稼ぐ(高収入)ということは、重要な要素なのではないでしょうか?
そして断言できますが、中小企業診断士は立派に稼げる職業です。
「稼げる」「喜ばれる」そして「愉しい」。
自分自身、このような職業に巡り会えたことに大きな喜びを感じていますし、まさに天職!そう思っています。
もし…「思うように稼げていない」という仲間が、読者の中にいたら…。それは中小企業診断士としての「あり方:姿勢・マインド・ハート」または「やり方:ノウハウや取り組み、戦略戦術」に質量性・方向性の間違いがあるのでしょう。
中小企業診断士としての主張もダイバーシティに富んでいまして…。笑稼げるためには「営業力だ」という方も、いらっしゃいます。
もちろん営業力は必要でしょう。では、診断士の営業力って一体何ですか?そこを解析して探究して主張しない限り、説得力に欠けると思われます。
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