経営コンサルタントの実像−2
前回のブログで、経営コンサルタントはコストカッターではないと断言しました。この考え方は、ブレることはないでしょう。
そんなコストカッター型コンサルタントに共通する言葉。
「業績を悪いのなら、よくするためにまずは人件費を第一に大幅に削り、経費削減を断行すべき」です。
間違っていますよね。業績が悪いのなら、収入を上げるための施策をまずは、考えます。
ビジネスモデルを根本的に見直し、収益構造を再構築する…ここからスタートすべきです。
コストカッターは、コンサルタントがやらなくてもいい。コストカットは誰でもできます。
また、経営コンサルタント(中小企業診断士)は、企業ドクターやビジネスドクターなどという表現もされます。
たしかに「診断する」こと自体は、大切なタスクの一つです。しかし、診断するだけではクライアントは満足されません。
経営コンサルタントは、「価値と価値を掛け合わせ、新しい価値を創造する(あるいは創造するお手伝いをする)」プロです。
ですから、市場(お客様)開拓、新市場開拓などを通じて、つねに新しい価値をクリエイトしなくてはなりません。
小生は、漢方・町医者でありたいと思っています。
業績(病気)が悪化(発覚)した時の対処法を考えるよりも、業績(病気)にならないような体づくりの支援をするプロでありたい。
少なくとも自分自身はそんな経営コンサルタント(中小企業診断士)でありたいと思っています。
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