鹿児島にて

昨日は家族で小旅行。鹿児島市までドライブしてきました。

早朝4時頃佐賀を出発。ゆっくりゆっくり車を走らせながら、鹿児島市に着いたのは10時ころでした。

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桜島を見て、城山展望台へ。ここは、西南戦争の最後に、西郷隆盛らが立てこもったとされる洞窟が残っています。

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300人に減った薩摩軍に対し、政府軍は4万人で取り囲みます。西郷隆盛は、最後に立てこもったこの洞窟で、戦の情勢を悟ったのでしょう。

この洞窟を出たところで、流れ弾が彼の腰にあたり、部下に対して介錯を願い出たそうです。

人望高く、あえて故郷のためにあえて総大将となり、志半ばで散ったリーダー、西郷隆盛。享年49歳。最後は何を想ったのでしょうか…。

 

さて、鹿児島に来たら黒豚を食べずに帰れません。今回は、JA鹿児島直営の店(華蓮:かれん)に行きました。

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写真は、厚切りロースカツ(2000円)。脂身の甘さ、肉の柔らかさ。とってもジューシーで満足でした(幸)。

 

たまには、家族で日帰り小旅行もいいですね。今度はどこに行こうかな。

 

投稿日: 2017年7月16日 | 8:43 am

新商品開発〜エイチメソッド〜 ”想い(理念)”の共有

新商品開発や新規事業開発に関する”想い(理念)”を明確にしたら、社内にシェア(共有)することが重要となります。

社内にとどまらず、社外においても同じ。共有化というフェーズに入ります。

 

”想い(理念)”の共有化は、全社的アナウンスとして実行する

新商品開発が、単なる利益創出事業にとどまらない以上、その目的と狙いを全社的にアナウンスする必要があります。

全社的な取り組みとして、課題に向き合うという意思表示し、情報公開して企業努力をアピールすることが有効だからです。

社内へのアナウンスですが、経営者自ら行うことがベターです。特に中小企業の場合は、トップ自ら課題に向き合う姿勢を示すことが重要です。

トップ自らアナウンスすることで、新商品開発や新規事業開発の価値をシェアすることも可能になります。

また、商品開発プロジェクト会議においては、メンバーの共通価値観として隅々まで浸透させる必要があります。

新商品が完成したり、新規事業が軌道に乗っていくまではまだまだ様々な障壁が待っています。

その障壁を乗り越えていくためには、メンバー(人財)の叡智(すぐれた知恵)が必要不可欠です。

お金(外注やアウトソーシング)では解決できない”想い(理念)”の創出と共有化には、メンバーの人財力こそが真価を問われる瞬間なのです。

何度も訴えますが、”想い(理念)”が真の商品力であり、企業としての努力や価値が、新商品の核心だということを忘れてはいけません。

投稿日: 2017年7月13日 | 2:29 am

新商品開発〜エイチメソッド〜 ”想い(理念)”の明確化

新商品に込めた”想い(商品理念)”を創出したら、速やかに”想い”の明確化を実施する必要があります。

新規事業開発の場合は、新事業に込めた”想い”です。その点では想いの創出は共通しています。

 

”想い(理念)”の明確化は”見える化・読める化・ささる化”のこと

新商品開発や新規事業開発が、全社的に及ぼす好影響については以前にも書きましたが、正のスパイラルを生み出す取り組みであることに間違いはありません。

そのため、商品理念(想い)が創出されたら、文章化・センテンス化、一言集約化が必要であり、プロジェクトメンバーのみならず全社的にオープンにしていきます。

ポイントは、

①見える化…ビジュアル的に”想い”を表現する。新商品や新規事業のブランドロゴなどを創ることです。後に述べますが、”餅は餅屋”という言葉がある様に、ブランドデザイナーに依頼することがベターです。小生も、提携してるデザイナーに依頼することが多いですね。

②文章化…商品に込めた”想い”は、キャッチコピーの創出に必要となります。新商品の特徴やウリを文章化し、キャッチコピーに活かします。

③ささる化…文章化を基にしたコピーライティングです。例えば、新商品が”食べ物”の場合、食欲をそそるようなキャッチが望ましい。専門のコピーライターに依頼するのがベターですが、経済的に余裕がない場合は、知恵を絞りましょう。

このように”想い”自体は、新商品のコア(核心)部分を表現したものです。表現することで、訴求力(求心力)が格段に高まります。

社内外への強力なアピール力となるのです。

投稿日: 2017年7月12日 | 3:11 am

新商品開発〜エイチメソッド〜 ”想い(理念)”の創出

商品の核心部分(または商品の根幹)は、その商品を生み出した人間(経営者や社員・スタッフ)の努力や価値です。

 

新商品開発は”想い(理念)”の開発である

新商品開発プトジェクトのチーム編成が終了したら、”想い”の創出に取り組みます。

実は、このフェーズが新商品開発の本質といっても過言ではありません。”想い”の創出に取り組まずに、”形”だけの製品開発に取り組むと、マーケティング活動の至るところで失敗に終わる場合が多いです。

新商品開発成功の確率は、一説では1/10とも言われます。それだけ、取り組み自体が難しい。しかし、難しいからこそ挑戦のしがいがあると思いませんか?

例えば、アパレル企業の場合、お洋服は”商品”でしょうか?違います。お洋服は”製品”です。つまり、「製造された品物」です。

では商品(商いをする品物)は何でしょう?それこそが、努力であり価値であるとエイチコンサルティングでは主張します。

その努力や価値を表現(言葉化)したものが”想い”であり、想いを創出することが、商品開発の根幹です。

新商品開発は”想い(商品理念)”の開発に他ならないと主張するのは、その所以です。

ちょうど、企業理念(経営理念やクレド)の創出と同じ考え方。

企業理念が、企業の価値や目的を表現したものと同じように、商品理念(想い)もその商品価値を表現したものと言えるのです。

投稿日: 2017年7月10日 | 11:12 pm

Road to HONG KONG 〜香港へ〜−1

今日は、同じシェアオフィスに入居している女性経営者と作戦会議。

彼女が経営する会社は、(株)テイクモットといいます。

佐賀をはじめとする九州、ひいては日本全国の”美味しいもの”を海外に広めるための事業活動をしています。

誕生間もない会社ですが、とってもパワフルでキラリと光る経営をされています。

現在の主な輸出先は、香港です。女性経営者の名前は、武本さんといいます。

とても頑張り屋で努力家。そして誠意誠実な商売をモットーにされています。

この道20年以上のベテランですが、独立してからはまだやっと第1期が終わったところです。

今日の会議は盛り上がりました。香港であるイベントを仕掛けようとする作戦会議です。ともに、わくわくしながらディスカッションしました。

メイドインジャパンの、品質力や安心安全な誠意ある開発力を海外に向けて発信していきたいという武本さんの信念(理念)に共感し、この企業を育てるプロセスを楽しみながら支援していこうと考えています。

このブログでも、度々紹介してきたいと思いますのでお楽しみに。

投稿日: 2017年7月7日 | 11:49 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 商品開発と経営組織

経営課題のソリューションとして新商品開発に取り組む際、さまざまなメリットを記述しています。

今回は、経営組織におよぼす効果について書きます。

 

新商品開発は、経営組織を強くする

プロジェクト形式で新商品開発や新サービス開発に取り組む際、組織編成と役割分担の明確化が必要です。不可欠といってもいいでしょう。

組織編成とは、ワーキンググループ(以下WG)を作りWGごとにミッションを明確化することです。

例えば、商品開発グループ(研究開発)、生産グループ(製造)、マーケティンググループ(販売・営業)などに分けます。

マーケティンググループをあえて、プロジェクトメンバーに編入することを忘れてはいけません。

なぜなら、完成した商品を”売っていく、顧客を開拓していく”行為がプロジェクトの成否を大きく左右するからです。

素晴らしい商品でも、売れなければ宝の持ち腐れになりかねない。

また、役割も明確する必要があります。

できれば文書化して、メンバー一人一人が納得し、チームが情報共有することが重要です。

新商品開発という、負荷のかかる重要なミッションに取り組むチームは、時にぶつかり合い、時に励ましあいながら目的に向かいます。

会議では、ファシリテーターの任命と役割も重要不可欠なのです。

投稿日: 2017年7月4日 | 11:57 pm

こち亀 両さんから学ぶ経営学

2016年9月に連載が終了した「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。コミックスにして200巻、全1960話におよぶ物語の中に、経営学(商売学)を学べる話がいくつかあります。

中でも特におすすめな話が、コミックス第47巻の「両さんの繁盛記」というものです。

お昼時に後輩の中川と日本そば屋に訪れた両さんは、ひょんなことから閑古鳥の鳴くそのお店の経営の立て直しに取り組みます。

なんの特徴もないその日本そば屋。特徴を出すために両さんは、そのそば屋の店内を破壊し始めます。

また、知り合いの劇団に店の前の行列を依頼します。その上で、テレビ局に行列のできる「日本そば屋」としてリーク。

マスコミに取り上げられたその店は、注目を集め始めます…。

そのほかにも、とっておきの施策を打ちますが、それはご自分でお読みください。

この話。経営コンサルタントの小生に、この仕事を選ぶきっかけを作ってくれた話なのです。

特に特徴を打ち出す差別化(オンリーワン)戦略やマスコミを巻き込むプレスリリース戦略は、本当に参考になります。

そのほかにも182巻「がんばれ町工場」もオススメです。

「こち亀」…連載終了は、ファンにとってとても残念ですが、不朽の名作ですね。

投稿日: 2017年7月2日 | 9:19 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 インキュベートとしての商品開発

インキュベートいう言葉はご存じでしょう。”孵化(ふか)させる”とか”保温して誕生させる”という意味があります。

コンサルタントをしていると、このインキュベートという発想は不可欠なファクターであり、スキルだということを実感します。

 

新商品開発はインキュベート活動である

企業が新商品開発プロジェクトに取り組む際、スタッフや企業そのものの成長を実感していきます。

スタッフ(社員)だけでなく、企業そのものの成長も促進するのです。次から次に開発される商品やサービスは、その開発過程において、企業の現状認識も可能にします。

経営革新という局面において、今までのビジネスモデルからの変革を図り、新しいビジネスモデルを文字通り「孵化させる」「温めて誕生させる」ことが実現するのです。

コンサルタントして、クライアント企業が成長することこそ最大の喜びです。

社長一人で創業した会社が、一人社員を採用できた、取扱商品が一つでも増えた、取引先がひとつ開拓できた、一人でも多くのお客様(顧客)を開拓できた、結果として業績も向上した…という成長過程に直面すると、コンサルタントしての誇りが強まります。

コンサルタントして新商品開発・新事業開発を強みとしているのは、小生自身のマインドの向上に起因するからかも知れないですね。

投稿日: 2017年7月1日 | 8:00 am

新商品開発〜エイチメソッド〜 商品開発はビジョンを創る

新商品開発が、経営革新(イノベーション)を起こす起爆剤となることは先述した通りです。

また、人財育成にも大きく貢献することも記述しました。

 

新商品開発は経営ビジョンを明るくする

ビジョンは企業の未来像です。ビジョンを描き、明文化(明確化)することは必定であり、社員・構成員のモチベーションも上げます。

新商品開発プロジェクトは、経営にとって明るい未来を創ります。

”夢のある”取り組みだからです。ゼロからイチをつくり、商品という経営の産物を生み出す取り組みは何よりも”夢”があります。

家族にとっても、家族が増える(子供ができる)という現象は幸福を実現しますよね。

 

つまり、新商品開発は経営ビジョンを明るくするのです。

会社の雰囲気が明るくなると、社員が変わります。明るい職場には明るい情報が入ってきます。

逆に暗い雰囲気の会社は、結果的に業績も下降していきます。

そういう意味でも、定期的に継続的に新商品開発に取り組むことをお勧めしているのです。

投稿日: 2017年6月29日 | 12:59 pm

新商品開発〜エイチメソッド〜 商品開発は人財を育む

新商品開発や新サービス開発に取り組む効果、経営パフォーマンスに与える成果は計り知れません。ここでは、その効果・成果について書いていきます。

新商品開発は人財を育む

人財教育を考えるとき、モチベーション(活力・やる気)といった動機付けが大きく影響しますよね。

やらされ感や疲労感が根付いている企業文化では、人財は育ちにくいものです。

そういうときに、新商品開発や新サービスの開発プロジェクトは人財育成に効果的です。

人は、どういうときにモチベーションが上がりますか?

子供を育てているとよくわかります。それは、未来をイメージできて自己実現が図れたときです。習い事でいうと「それをすることで、◯◯のようになれる…」といった感情です。

新商品開発プロジェクトを推進していくと、プロジェクトに携わる人材が人財に革新していく瞬間を実感します。

例えば、主体的・積極的に物事を考えるようになる。遠慮なく上司や仲間に提案できるようになる。研究熱心になる。プレゼンテーションが上手になる…などです。

もっとも、愉しみながら、もがき苦しみながらゼロからイチを創り上げていくという、雰囲気作り・空気感演出は絶対に必要です。

投稿日: 2017年6月28日 | 3:32 am