会計事務所の理想像 

税理士法人や会計事務所において、もっとも大切にしなければならないこと…それは”クライアントに寄り添うこと”だと思います。

会計事務所に限らず、士業とよばれる仕事をしているプロは当然の姿勢です。

最近、会計事務所の姿勢に疑問を感じるような事例に立て続けに出くわしました。

会計事務所の本来の業務は、”できるだけ直近の経営状態(試算表)をいち早くクライアントに届けること”ではないでしょうか?

ところが、最近出くわした会計事務所の事例…

「提出期限を守らないばかりか、何度も同じ質問をクライアントに尋ねて、結果3ヶ月前の試算表を未だに納品できない」

「約束の納期期日を守らず、2ヶ月前(3月)の試算表を5月28日納品でいいですか?などとクライアントに逆質問する」

いったい、あななたちの仕事の価値は何ですか?と言いたいですね。

 

会計事務所、税理士法人の仕事は会計処理代行や試算表の提出ではありません。それは、手段にしかすぎない!

試算表から読み取れる今後の戦略や戦術を、クライアントの現状を冷静に見つめながら、”提案すること”ではないですかね?

肝に銘じてほしいものです。

投稿日: 2017年5月19日 | 10:06 pm

新しい価値を創造する 〜コンサルタントの技〜

佐賀市の老舗醤油醸造会社、丸秀醤油様に伺いました。食品のOEM供給の相談で、今でもお世話になっている会社です。

その”こだわり”のものづくりにかけている情熱は、とても感動します。

機械化を導入して、生産性向上に走る醤油製造会社が多い中、丸秀醤油は昔ながらの樽造です。

創業は明治34年(1901年)ですから、かれこれ116年間にわたり醤油づくりを続けられています。現社長は6代目です。

醤油だけでなく、味噌やだし、最近ではドレッシングなども手がけられています。

今日は、小生が支援している貿易業の経営者とマッチングのために訪問しました。

詳細が明かせないのが残念です…。しかし、コンサルタントの仕事は「価値と価値を掛け合わせて新しい価値を創造する」仕事なんだと再認識しました。

「老舗醤油メーカーのこだわったものづくり力」と「貿易業20年の信用・ノウハウ」を掛け合わせて新しい価値を創造しています。

いつかこのブログで結果報告ができるよう、支援していきたいと思います。

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投稿日: 2017年5月15日 | 10:29 pm

経営革新塾

唐津商工会議所からの依頼を受けて、経営革新塾の講師を務めることになりました。

5月18日(木)を皮切りに、6月15日(木)最終回となる4回コースです。

商工会議所からの依頼によると、経営革新計画書を策定する塾・講習会でなく、経営革新(イノベーション)の考え方や戦略などに重点をおいてほしいとのこと…。

小生は、法政大学経営大学院イノベーションマネジメント研究科の修了生…でございます(笑)。絶対の自信がございます。参加者に有意義な時間を提供しますよ。ご期待ください。

経営革新というもの…新規性、独自性、実現性が満たされる必要があります。

その中で、もっとも難しいものが新規性と言えます。今までにない、目新しい商品・サービス、仕入れ方法、販売方法などなど…。

5月18日は第1回目の革新塾。どんなイノベーションが生まれるのか…そして、唐津市の中小零細企業の元気な経営者との出会い、今から本当に楽しみにです。

投稿日: 2017年5月14日 | 11:55 pm

新商品開発に想う…

新商品開発という企業努力は、経営のパフォーマンス向上に大きな影響を及ぼします。

商品開発という言葉から、実体物の開発というイメージが湧きますが、サービス業においても新役務(サービス)の開発が実現できます。

小生の得意コンサルティング分野として、新商品・新役務開発がありますが、その出発点はなんでしょうか?また、新商品開発においてもっとも大切なファクターは何でしょうか?

 

それは、熱意(エネルギー)です。ハートといってもいいでしょう。ものづくりにおいてもっとも大切なのは、情熱なのです。

人間は、すぐにテクニックや手法を知りたがりますし、学ぼうとします。それはそれで大切なのですが、はじめにテクニックありきのものづくり(商品開発)は失敗がゴールです。

まずは、新商品開発にかける心意気!それこそがもっとも大切であり、開発者(開発チーム)がのたうちまわって創る心がスタートなのです。

現在、数件の新商品開発支援をしていますが、あらためて商品開発は”こころ”だなと感じますし、ブレない心(志や価値観)を持ち続けることが商品開発の根幹である!と宣言しています。

投稿日: 2017年5月13日 | 5:55 pm

秘密会議 〜未来を創る打ち合わせ〜

今日は終日、ITコンサルの友人に弊社オフィスに来てもらい、エイチ・コンサルティングのホームページ関する打ち合わせを実施しました。

その友人は以前の同僚で、何かと気が合う男なのです。フィーリングいいますか、ウマが合うとはよく言ったもので、小生の意図を以心伝心的に理解してくれます。

ただ…困ったことに、ディスカッション(という名の雑談)が多くて、ホームページに関する打ち合わせがなかなか…。

けれど気の合う友人との未来型の打ち合わせは、本当に愉しいですね。6時間があっという間に過ぎ去りました。

まさに秘密会議。ホームページ関する打ち合わせから、ブログのヒット率アップ策に関する助言…それからビジネス(商売)に関するワクワクする話まで…充実した時間でした。

ホームページは、7月くらいになりそうかな…魅力的なサイトに仕上げて、オープンしたいと思っています。

中小企業診断士として、クライアントに寄り添う町医者型経営コンサルタントとして、面白い商売を追いかける商いジャーナリストして、経営の現場に肉薄した興味深いお話をドンドン情報発信していきたいと目論んでいます。

ありがとう、山下くん。今日も楽しく作戦会議ができました。

投稿日: 2017年5月10日 | 6:57 pm

経営会議のあり方 〜空気感が変える〜

今日も福岡に出かけ、クライアントの店長会議に終日参画しました。その企業様は販売会社ですが、自社の”これから”を皆が真剣に考え、変わっていこうという意識が溢れる会社です。

コンサルタントしてそんな企業にご縁がったことに、ただただ感謝です。

さて、企業にとって会議というのは、議論して意思決定するために欠かせない仕組みです。

ただ、販売会社によるみられるパターンですが、数字的な業績の個人攻撃をして、却ってモチベーションを下げてしまうという現象…。この現象は、業態に関係なく業績重視の会社によく見られます。

会議というものは、「議論してアウトプットした内容が参加者のモチベーションを上げるもの」でないと意味がありません。

個人攻撃したり、責任を押し付けたりするものでは、会議などないほうがマシですね。

中小企業経営というものは、一致団結して課題解決にあたるというのが基本です。

活発で遠慮ない、また建設な意見が飛び交う会議が理想です。経営者やコンサルタントは、その空気感を演出する重要な役割を担っています。

悪い会議は、閉塞感が漂い、個人攻撃が横行し、トップが吠えまくる会議です。

そんな会議は全くもって時間のムダ…と言えます。

投稿日: 2017年5月8日 | 11:09 pm

黒帯の価値 〜空手昇段審査にて〜

今日は、小生と息子が習っている空手道の昇段審査に参加してきました。会場は福岡県新宮町です。空手の流派は、四大流派の一つで和道流(わどうりゅう)といいます。

今日は、息子(小学6年生)が黒帯(初段)に挑戦しました。幼稚園、年長から始めた空手。よくここまで続けてくれたと思います。

結果は、初段合格。ここまで来るのに、6年間。きっとつらいこともあったと思います。

今日の審査型は平安四段(ピンアン4段)。割と得意な型だったので、少し安心して見られました。しかし、本人はとても緊張したそうです。

息子が合格の発表を受けた時は、思わずウルっと(涙腺がゆるみ)きてしましました。同じ空手を習っているものとして、今まで厳しい指導もしてましたし、訓練も課してきました。

つらいことも、逃げ出したいこともあったと思います。

和道流空手の黒帯は難しいです。初段取得まで4〜5年普通にかかってしまします。

小生の道場でも、これまでの入門者の中でも10%ほどの取得率とのこと。

それだけ価値が高いのです。

何はともあれ、息子よ、おめでとう…またひとつ、夢を叶えたね。ありがとう。

投稿日: 2017年5月7日 | 10:23 pm

中小企業診断士の使命感−2 〜経営コンサルタントとして〜

中小企業診断士がクライアント様をご支援するとき、ファーストアプローチに必要なものは特にありません。

もちろん、自分の培ったノウハウやメソッドをフルに活用しますが、初めの訪問面談(ヒアリング、現地調査)では、不要です。

このファーストアプローチはとても重要なフェーズです。何のため重要かというと、コンサルティング支援のお仕事をいただけるかどうか…にとって重要なのです。

そのとき、中小企業診断士は、あらん限りの「知識」「知恵」「経験」「人脈」「ブレーン」「開発ノウハウ」…などを駆使して、クライアント経営状態に肉薄します。

これが、俗に診断と呼ばれるものです。

中小企業診断士…食えない資格とか独立しにくい資格とかいう輩もいます。しかし絶対にそんなことはありません。

悩んでいる経営者は多勢いらっしゃいますし、その方々の未来をクリエイトする仕事は、無限です。中小企業診断士の活躍の舞台は無限にあります。

今、中小企業診断士資格取得に向けて日々努力されているあなたへ。きっと未だ見ぬ・未だ会えぬ志高き経営者があなたを待っているはずです。

投稿日: 2017年5月6日 | 11:50 pm

中小企業診断士の使命感−1 〜経営コンサルタントとして〜

経済産業省登録資格の中小企業診断士という職業をしています。時々、その仕事ってどんなことをするんですか?と聞かれます。

先日も小生のクライアントが、顧問税理士先生から、「中小企業診断士に相談するより、私(税理士)にしてください。」と言われて戸惑ったと言っていました。

経営者がだれに相談するか?それを決めるのは経営者自身であり、コンサルタントや税理士が押し付けるものではありません、絶対に!そんな発言をして恥ずかしくないのでしょうか…?

さておき、中小企業診断士の節目10年目を迎えました。中小企業診断士は「経営コンサルタントの国家資格ホルダー」です。
中小企業診断士は、よく「企業経営を診断する人」と捉えられます。「診断士」という名前からでしょうか…。

あえて小生の(勝手な)定義をします。それは、「価値と価値を組み合わせて”新しい価値”を創造する人(あるいは支援する人)」です

その意味合いは、完全に未来思考型・未来を創造するお手伝いをする専門家なのです。

顧問クライアントの未来を創り出すお手伝い…そのためには、クライアントの経営の実態に“肉薄”しなければなりません。寄り添わなければなりません。

上から目線で、経営者を指導するような輩や姿勢では、クライアントの未来を創り出すお手伝いなど到底で不可能でしょう。

〜つづく

 

投稿日: 2017年5月5日 | 11:55 pm

つかの間のリフレッシュ

2017年のゴールデンウィークも残り3日。今日は、息子が机に向かっている合間に一人で出かけました。

久しぶりの一人時間。狙うは、シーズンに入ったばかりという「手長エビ」です。

初めて挑戦するメソッドなので、情報収集から始めなければなりません。昨年から挑戦しようと思っていた釣りですが、仕掛け購入と下見などができただけでした。

さて今日はたっぷりの3時間ほど、一人「つかの間のリフレッシュ」を楽しみました。向かった先は、佐賀市近郊の「丸目水門」とよばれる手長エビ釣りの名所。

餌は、砂虫がいいとのことで10g(103円)を購入しました。

シーズンが早いせいか、なかなかアタリがありません。しかし、ポイントをゴロタ周りに変えた途端。きました!初めての手長エビ!

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小さな小さな(約7cm)オスの手長エビです。やさしくリリースしてあげました。

地味でシブい釣りだと思います。しかし、ウキがスーっと移動したり、ポコポコと反応があったりすると、たまらない緊張感が味わえます。

つかの間のリフレッシュ。こんな時間も大切ですね。

投稿日: 2017年5月4日 | 12:49 pm