経営者に求められるモノ 〜ア・カ・サ・タ・ナ〜

毎日のように経営者の方々と会います。小生がご支援している企業の経営者は、例外なくリスペクトに値する方々です。

コンサルタントとして、経営者を冷静に観察させていただいた時、持ち合わせてもらいたいスキル・姿勢があります。

覚えやすいように、あ・か・さ・た・な でまとめてみました。

あ:愛情…経営者にもっとも求められる性質は、愛情です。特に自社のスタッフへの愛情。本当の愛情をかけられた社員は、それに応えようと努力してくれます。

か:覚悟…会社のチャンスもリスクも、社員の運命も取引先への責任も全て背負うという覚悟が必要です。覚悟なき経営者は責任転嫁しがちになり、結果として支えられません。

さ:采配…経営者ひとりで何でも解決できるわけがありません。周りが助けてくれる采配力が必要です。

た:体力…経営者はタフでなければ、勤まりません。体力が潰えた時は潔く第1線から退くべきでしょう。

な:情け…「情けは味方、仇は敵」(武田信玄)ですね。

次回は、は・ま・や・ら・わ を説明したいと思います。

 

投稿日: 2017年4月26日 | 11:22 pm

働き方を考える 〜愉しくなければ仕事じゃない〜

サザエさん症候群というものをご存知でしょうか?ずいぶん昔から言われている、サラリーマンの悲哀言葉です。

曰く、「日曜日の夕方(サザエさんがTV放映される頃)に翌日からの仕事を憂いて、うつやテンションが極端に下がるような症状」のことです。俗に、ブルーマンデー症候群と言います。

サラリーマンを経験したことのある方なら誰でも、このような経験があるのではないかと思います。

現在のような、働き方を見直すような社会的論調やブラック企業が糾弾されるような世の中ではなかった頃(つい10年前まではそうだったような気がします)は、こんな症状は当たり前でした。

しかし、いつの時代も「仕事を愉しむ」ということは大切であり。愉しくなければ仕事じゃないというのが、小生が行き着いた結論です。

特に生涯現役が求められるような今日は、愉しく働くということが幸福の条件である気がしてきます。

サザエさん症候群にかからないようにする…自分自身の強みを最大限磨いて、愉しく働く環境を創っていく。それしかないような気がします。

投稿日: 2017年4月23日 | 11:09 pm

コンサルタントに求められるもの 

クライアント様に対し、コンサルタントはどのように接してくべきでしょうか?中小企業には、様々な利害関係者が存在します。

中でも、会計事務所。本日もあるクライアント様の会議で使用する試算表、決算書で大いに憤慨しました。納期が遅い!!

2月の決算月に対し、2ヶ月以上経過した本日4月20日に至っても決算書が出来上がっていないのです。申告期限は5月1日。経営者のスケジュールを考えたら、一刻も早く納品するのが常識なはず。

その対応の悪さに呆れるばかりです。

我々士業と呼ばれる専門家に求められるものは何でしょうか?上から目線で「経営指導」することでしょうか?絶対に違います。

クライアントは、会計事務所やコンサルタントに対し、強気には出られない立場の方々です。我々はそのことを肝に命じなければならない。なぜなら、クライアントの弱みともいうべき情報を把握している立場だからです。

だから我々に求められることは、「クライアントに寄り添いながら、一生懸命支援すること」しかないのです。

本日、クライアントからの会計事務所に関する相談にあたり、その「寄り添う」という姿勢を改めて考えたのでした。

投稿日: 2017年4月20日 | 11:16 pm

原点回帰② 〜再び航海へ〜

5月からスタートする第3期。目標は様々掲げています。

まず、本を出版したいと思います。これは、単独著作・共同著作どちらでも構わない。自分自身の、経営に関する価値観や主張をこめた書籍を世に出したいと考えています。

次に、ホームページを開設したいと思っています。これは、鋭意準備中。近日実現できるようにしています。やはり、コンサルオフィスにとって、ホームページなどの情報発信手段は必須だと考えました。

現在発信しているブログとホームページをリンクさせて、経営コンサルタントしての主義主張をより深く発信していきたいと思います。

また、”商いジャーナリスト”として元気な企業や経営者、小さいけど躍進している優良企業、面白い価値ある商品を市場に投下している会社などを取材し、光を当てていきたいと決心しています。

そして経営コンサルタント、中小企業診断士としての気概と覚悟を持ち、ホンモノのプロとしてフィールドを駆け回ります。

再び、錨を上げて出航です。

投稿日: 2017年4月17日 | 11:56 pm

原点回帰① 〜初心に帰るということ〜

独立創業して間もなく丸2年が経過します。当然今月は、第2期の決算月を迎えました。

第2期目で黒字化できそうです。ここまで来れたのも、毎月顧問契約でご支援させてくださるクライアント様のおかげです。本当に感謝しています。

弊社エイチ・コンサルティングは、間もなく3年目に突入します。ここで創業の原点に帰るという意味で、この2年間を振り返りたいと思っています。

弊社の企業理念は、「叡智を導き、人幸福の企業経営を支援する」です。叡智とは「優れた知恵」のこと。カネもない、モノ(優れた商品)もない、ヒト(人財)もいない小さな会社に唯一あるのは、知恵です。

その知恵を叡智として導き出し、関わる人たちが幸福になる企業経営を支援したいという理念を活動指針にしました。この理念・価値観は、今後も未来永劫ブレることなく持ち続けたいと思っています。

ところで弊社のVI(ビジュアルアイデンティティ)は、羅針盤を模しています。青の矢印は、右肩上がりの方法性を示しています。このVIを眺める度に、原点に帰り、初心貫徹を誓うようにしているのです。

 

投稿日: 2017年4月16日 | 2:26 pm

起業というターニングポイント 〜航海をはじめる君へ〜

この時期、なぜか起業(事業を始める人)家からの相談が増えていきます。起業というのは、会社員やサラリーマンと違う喜怒哀楽があることは言うまでもありません。

自分自身、独立してコンサルオフィスを経営しています(株式会社形式)。独立するにあたっては、様々な葛藤もありました。しかし、失敗はしないだろうという変な自信もありました。

それはひとえに、独立する時にもご依頼くださったクライアント様がおられたからだと、心から感謝しています。

また、コンサルタントして活動する以上、仕入れなどは発生しません。変動費がないという物理的にありがたい環境でした。何より、失敗しない(倒産しない)ノウハウを宣言している以上、失敗できないという覚悟もあったと思います。

起業は航海のスタートと似ています。起業するということは、リスクと引き換えに、冒険心や困難に立ち向かうことを愉しむ覚悟と気概が必要です。

起業を考える際に重要なファクターは、何よりも”志”です。起業後は経営理念と呼ばれる経営の目的こそ、もっとも大切です。

志(こころざし)は、金儲けであってはなりません。

金儲けの志は、お客様からの支持が得られないからです。

投稿日: 2017年4月15日 | 6:32 pm

働き方の変貌 〜ハタラクという価値観〜

働き方改革などという言葉が出てきたのはつい最近のこと。小生が新卒新入社員の頃(約四半世紀前)は、そんな言葉自体が存在せず、現在のブラック企業ばかりが、世の中に当たり前のようにありました。

小生もそのブラック企業に勤めた人間です。その時は会社に泊まり込んで報告書を策定するなんて当たり前。今でいうパワハラ(鉄拳制裁など)も普通に行われていました。

先輩社員から、鍛えられたその頃。おかげで社会人としての足腰が強くなりました。

転職も3回ほどしましたが、最期に勤めた会計事務所ではアホな上司など何にも怖くないほど自信を持つことができました。

若い頃の苦労は買ってでもせよ…この言葉は真実だと思います。

さておき、働き方という価値観が大きく変貌したのは間違いありません。

今後は、”ハタラク”という価値観がもっと変貌していくことでしょう。つまり、”愉しんで働く、愉しんで働ける人材”こそが社会人として活躍できる。また、そんな環境を整えることができた企業が躍進していく…そんな世の中になっていくと確信しています。

コンサルタントして、そんな”愉しい企業”を育てたい、支援したいと願っています。

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投稿日: 2017年4月14日 | 11:45 pm

無能な上司は会社を去れ! 〜部下を潰す輩たち〜

新人が入社してくるこの季節。特に新卒(学卒)新入社員の皆さんには特に頑張ってほしいと願う今日この頃です。

小生もサラリーマン時代がありました。とくに38歳から勤めた会計事務所では、長崎に転勤になるまでの3年間、よく上司とやりあいましたね。

社員が、会社を辞めて行く理由はいろいろありますが、もっとも多い理由は「会社・上司に対する不信感」です。

待遇や給与に対する不満もありますが、それほど多くありません。

人間関係で悩む社員がとても多い事実を物語っています。

部下は上司を選べません。無能な上司についたらどうしますか?そんな時は嘆いていても仕方ありません。来たるべき反撃の時に備え、ひたすら爪をとぎ(仕事についての勉強)、牙を磨き(スキルを上げる)ましょう。

無能な上司は、部下を必要以上に叱ります。また、部下の功績を自分の手柄にしようとしますし、自分の失敗を部下になすりつけようとします。

そんな輩をさんざん見てきました。結局、そういう輩は部下を育てることができず、いつも孤独です。

ヒトは環境に育てられます。会社の風土、雰囲気、空気感がよければ離職率も低くなります。すなわち人財が育っていきます。

ヒトを潰してばかりの上司には、早いとこ会社を去ってもらったほうがいいでしょう。

投稿日: 2017年4月13日 | 10:14 pm

坂本龍馬の名言

ちょうど10年前の4月初旬。小生37歳の時、法政大学経営大学院の門をくぐりました。

毎年、桜が咲き、散り始めるこの時期になると、志高く九州から上京した頃を思い出します。

11年間勤務したマスコミ(地方放送局:長崎放送佐賀放送局)を退職して中小企業診断士の養成課程を選んだ小生に、周りの方々は様々な言葉をくれました。

励ましや激励の言葉には元気付けられましたが、中には馬鹿にしたような言い方をなさる輩もいらっしゃいました…笑。

家族を佐賀に残して単身上京するのですから、37歳の冒険にしては無謀すぎ…と映ったのでしょう。

そんな時、勇気付けられた言葉が、坂本龍馬の「世の人は何とも言わば言え。我が成すことは我のみぞ知る」という名言でした。

あれから10年。月日が流れるのは早い。

歴史に名を残す名士の言葉は、心に響きますね。また、名士の言葉はほとんどがポジティブです。プラス思考こそ、突き進むための栄養剤だと思います。

13年前に行った鹿児島県の霧島温泉郷。坂本龍馬とおりょうさんが新婚旅行をしたという温泉郷があります。小生も家内と新婚旅行で訪れました。

10年という節目の年。今年はまた霧島温泉に行って、龍馬とおりょうさんの銅像に手を合わせに行こうかと思っています。

投稿日: 2017年4月11日 | 7:34 pm

家族と過ごす 〜かけがえのない時〜

家族と過ごす時間をとても大切にしています。休みの日はできるだけ家族3人で出かけて、新しい発見をするように心がけています。

4年ほど前、岐阜県にある未来工業という優良企業に、視察旅行に行く機会がありました。

創業者である故・山田昭男氏が、以前カンブリア宮殿(テレビ東京制作)に出演されていた際、「人間にとって最高の幸せは、家族とメシを食うことだ。」と言われていたのが忘れられません。

だから未来工業は、社員にノー残業を推奨。残業したものは罰金まで課せられるという徹底ぶりです。

そのころからか、小生も家族とのかけがえのない時間を大切にしようと心がけています。

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今日は残念ながら雨天模様のため、外出せず家の中でボードゲームに興じました。

家族3人が好きなゲームが「monopoly(モノポリー)」です。

不動産売買で資産やキャッシュを増やしていくゲームです。知っていますか?ボードゲームとしてはロングセラー。これが微妙で繊細な戦略を必要とするのです。

テレビゲームにはないアナログな面白さ。家族団らんにオススメです。

投稿日: 2017年4月10日 | 11:30 pm