事業計画目標数値の立て方 〜経営計画書づくりの秘訣〜

単年度経営計画書は、企業経営において必須というべきモノです。

小生は、この単年度経営計画書を「羅針盤」と呼び、クライアント企業で策定・モニタリング・予実対策支援を展開しています。

企業の羅針盤たる単年度経営計画書は、策定においての禁じ手(やってはならないこと)がありますので参考にしてください。

①業績数字だけの計画書…業績を叩き出すための戦略施策が組み込まれていない計画書は、目標だけが描いてあるただの指標にすぎません。

②言葉や文章がやたらと多い計画書…単年度経営計画書は”読むモノ”ではありません。”見るモノ”です。できるだけ表や図を駆使して策定しましょう。

③トップダウン型の計画書…経営計画書は、できるだけボトムアップ型(社員・幹部参加型)で策定しましょう。トップダウン型の計画書は”やらされ感”満載のモノができてしまいます。

④単年度だけに終始している計画書…羅針盤は、中期経営計画(3〜5年)のビジョンが盛り込まれるべきです。社員は、そのビジョン・夢にモチベーションを感じるからです。

⑤企業理念に沿っていない計画書…羅針盤は、企業理念(事業目的)にベクトルを向けたモノでなければ一貫性がなくなります。結果、アクションプラン(行動計画)が迷走してしまいます。

その他にも諸々ありますが、この辺にしておきましょう。

まだ、単年度経営計画書を作っていないという経営者の方。

経営計画なしに企業の繁栄はありません。絶対に策定してください。

投稿日: 2017年4月9日 | 1:30 am

坂本光司先生講演会 佐賀にて開催!

佐賀県プロフェッショナル人材戦略拠点(一社:佐賀県中小企業診断協会内)主催の地域活性化セミナーにおいて、我が恩師:坂本光司先生の講演会が実現しました。

詳細は以下です。

日時:平成29年6月8日(木)15:00〜17:00

会場:グランデはがくれ(佐賀市天神)1F ハーモニーホール

定員:200名

入場無料です。ただし、事前申し込みが必要です。ファックスまたはメールにて。添付チラシをご参照ください。

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講演タイトルは、『「日本でいちばん大切にしたい会社」になるための100の指標』です。

何十回と先生のご教授を受けましたが、毎回初心に帰り、稲妻のような刺激を受けることができます。

中小企業の経営者の皆様、正しい経営とは何かを魂に落とし込む機会です。坂本先生のお話、本当にオススメです。

毎回「やあ、久しぶりだね。ブレずに頑張っているか?」とお声かけくださる、坂本先生との再会がとても楽しみです。

 

投稿日: 2017年4月8日 | 9:08 am

祝!開店 〜新規事業の可能性〜

今日は熊本県菊池市内まで赴きました。小生のクライアントが「コメダ珈琲」のフランチャイズビジネスを始め、そのオープンが決まったからです。

どんなビジネスであれ、スタート時は大変。同時に事業の軌道化を心から願わずにはいられません。

成功か?失敗か?ビジネスには、そんな概念は存在しないと考えています。

もしあるとすれば、成功は「事業の永続発展」です。逆に失敗は「事業の終止(おわること)」だと考えています。

事業者、起業家として成功に向かって努力することは必定です。であるならば、そのベクトル(方向性)は、金持ちになることや利益を上げることのみに向けてはなりません。

そのベクトルに向かえば、失敗(事業の終止)の可能性が高まります。

コンサルタントして、「事業の永続発展」や「人幸福の企業経営」を支援していきたいと思います。

利益やお金は、飽くなき企業努力の、あくまでも結果現象なのです。

 

コメダ珈琲菊池店…グランドープンは平成29年4月11日です。

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菊池にお出かけの方、近隣にお住いの方、是非行ってみてください。

元気で明るいスタッフが、気持ちの良い接客迎えてくれます。

投稿日: 2017年4月7日 | 11:57 pm

佐賀県が誇る長寿企業 〜友桝飲料訪問〜

昨日、佐賀県小城市のとある企業に訪問しました。クライアントのプロジェクトに関するマッチング支援のためです。詳細は明かせませんが、とてもワクワクするプロジェクトです。

訪問した企業は、友桝飲料という会社です。

もともと、炭酸飲料を製造するメーカーでしたが、最近ではOEMやODM(一歩踏み込んだOEM:マーケティングや販促なども支援)などで地サイダーを作っています。

その製造相談依頼は、全国から寄せられるそうです。

小生が訪問し、事務所に入った時にスタッフの皆さんが全員起立して迎えてくれました。

会社内・周辺も綺麗で、清潔感にあふれています。

写真は、この友桝飲料の大ヒット商品「こどもびいる」の記念展示物(小さな自動車)です。かわいい。

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この友桝飲料、工場見学もできるそうです。子供の社会科見学にぴったりですね。

創業が明治35年ですから西暦1902年。かれこれ115年を迎えた会社です。

長寿会社は、何らかの良き秘密がある…佐賀県の優良企業:友桝飲料に注目です。

投稿日: 2017年4月6日 | 11:05 pm

桜の季節

今日は暖かく、春を感じる1日でした。我がオフィス、マチノシゴトバCOTOCO(佐賀市内のシェアオフィス)にも桜の植木が登場しました。

桜はいいですね。桜の美しさや儚さは、日本人の心に合うのでしょう。

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佐賀市内の桜の名所といえば、神野公園(こうのこうえん))があります。

今7〜8分咲きというところでしょうか。間もなく満開です。

 

今日も、終日クライアントの企業で会議に参画しました。朝から始まった入社式。新しい仲間を加えて、また一歩成長された小さな会社。

その人財育成力に驚かされます。

企業は最大の教育機関である…は恩師:坂本光司先生の言葉です。

まさにその通りだと思います。

門出のこの季節。フレッシュな新卒新入社員の、将来ビジョンの実現を心から願う今日この頃です。

 

投稿日: 2017年4月4日 | 10:49 pm

春の花火も…いいですね 〜ハウステンボスにて〜

昨日、家族でハウステンボスに出かけました。目的は、”春の九州一花火大会”で春の花火を愉しむ…です。

およそ3時間にもおよぶイベントで、打ち上げ花火の数は約20000発!です。少し肌寒い中でしたが、それはそれは感動的なひと時を過ごすことができました。

毎年この時期、ハウステンボスでは九州一花火大会と題して、試合形式で花火の演出が競われます。音楽に合わせた、打ち上げ花火の演出効果は、見た方でないと味わえないでしょう。

とにかく感動します。

特に、プロの花火師たちの競演は圧巻。当日は決勝戦で、その演出に思わず見とれてしまうほどでした。

打ち上げ花火の美しさは、本当に飽きませんね。日本人でよかったと思います…笑。

今の季節、ハウステンボスはチューリップも美しい。

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以前も書きましたが、ハウステンボスは年間パスポートを購入し、季節ごとのイベントを愉しむ方が断然オススメです。

何度出かけても年間パスポートで入場できます。パスポートでフリーパスできるアトラクションも沢山あります。

家族サービスにいいですよ。

投稿日: 2017年4月2日 | 12:56 pm

中小企業がやってはいけない競争 〜戦略のタブー〜

中小企業が、とらざるべき競争戦略について書きたいと思います。いくつかあるのですが、もっとも避けるべき戦略は何だと思いますか?

それは”価格競争”と呼ばれるものです。

規模の経済において、大企業と比較することができない中小企業は、価格で勝負しては絶対にいけません。

規模の経済とは、大量仕入や大量生産などにより、仕入コストや製造コストを抑えることができるという経済効果のことです。

中小企業は、その戦略を取ることは不可能です。

中小企業の取るべき戦略は、高価格・高付加価値戦略なのです。つまりお客様がとても欲しいと思ってもらえる商品を、高価格で売る…という戦略です。

そんなことは不可能だ…と思われている中小企業経営者の方々。日本は広い。全国を見渡すと、高価格・高付加価値経営を実践されている中小企業はたくさん存在します。

また、その多くの企業は不況知らず。立派に経常利益を叩き出している優良企業です。

その高価格・高付加価値戦略は、メーカー・卸・小売業、飲食店、サービス業など業種業態に捉われず存在しています。

我が恩師、坂本光司先生(法政大学大学院教授)の著書「日本でいちばん大切にしたい会社」や「ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社」に多数紹介されていますよ。

是非ご一読ください。

PS.後日またご案内しますが、平成29年6月8日(木)に坂本先生を佐賀市内にお呼びし、講演会を企画しています。ご期待ください。

投稿日: 2017年3月30日 | 5:03 pm

商品開発力のススメ 〜中小企業のブランディング戦略〜

中小企業の経営は、大企業の経営と根本的に違います。法政大学大学院の坂本光司先生は、「大企業がクジラだとすると、中小・零細企業は雑魚。住む世界と生き残る方法が根本的に違う…」と言われています。

 

日々、現場で経営コンサル支援をしていると、坂本先生の主張が間違いではないことが良く理解できます。

大企業は、その資本力にモノを言わせて「全方位型(全商品網羅型)・低価格路線(価格競争)」を戦略としてとります。

逆に、中小・零細企業は「集中特化型(1点集中型)・高付加価値路線」を戦略とすべきです。

まさに、中小企業のとるべきは差別化(オンリーワン・オリジナリティ)戦略なのです。その企業特有の強みを最大限活かして、機会(チャンス)にぶつける…そんな方針を打ち出すべきです。

 

例えば、中小メーカーならば商品開発力を遺憾なく発揮して大企業にはないユニークな商品を企画開発していく。

中小卸・小売店ならばPB(プライベートブランド)商品を企画開発・飯販売していく…戦略が有効です。

いずれにせよ、商品開発の企画力・製造力は中小企業にとってマスト戦略と言えます。

投稿日: 2017年3月26日 | 10:28 pm

C’est bon tomate. 〜トマトシフォンの衝撃〜

今日は、多久市にある社会福祉法人もやいの会にお邪魔しました。小生が長らく世話になっている現理事長が経営されている障がい者福祉施設です。

障がい者の自立支援の一環として、トマトを養液栽培して収穫したトマトで加工食品(トマトを使用したスウィーツが主な製品です)を製造販売されています。

今日は、小生の知り合いの貿易会社の経営者(女性、とても活躍されています)とのマッチングを実現させました。

香港への輸出を目論み、事業所と商品の紹介のため面談をセッティングしたのです。

試食させてもらったトマトシフォンケーキです。

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水を一切使わず、トマトを絞ったジュースで作られています。ドライトマトもほどよい歯ごたえがあり、とてもおいしいトマトシフォンケーキです。

フワフワなのにしっとり。本当に絶品のシフォンケーキでした。このシフォンケーキ、障がいを持った方々が楽しみながら作っています。

やはり、楽しみの中に高品質ありですね。

 

投稿日: 2017年3月24日 | 11:40 pm

町のお肉屋さんの復活劇 〜仕入れて売る時代の終焉〜

今日は長崎の精肉店(お肉屋さん)の支援で行ってきました。その小さな小さなお肉屋さんは、市内でも有数の躍進ショップです。

このご時世に、毎年増収増益を記録しています。当然お客様(ファン)も多く、クリスマスシーズンや年末年始の書き入れ時は、スタッフも徹夜でお仕事をされるくらいです。

このお肉屋さん、町の小さな小売店の復活劇を教えてくれます。

お肉屋さんの重点商品(売りたい商品)は、加工食品なのです。しかもそれが大人気。ローストビーフや焼き豚、コロッケなど…(他にもたくさんあります)。

裏メニューまで含めると10種類ほどの加工食商品があると思います。

小さな小さな町の商店においては、いわゆる「仕入れて売る」時代は終焉を迎えています。

仕入れて売る商品は、差別化(オンリーワン)戦略が困難になり、結果として大型スーパーとの価格競争にさらされてしまうからです。

企業秘密のため詳細は明かせませんが、小生がお手伝いしている長崎のお肉屋さんは、加工商品を手間暇かけて手作りし、その美味しさでお客様を増やしています。

今日も毎月一度の販促会議が盛り上がりました。スタッフも含めた全員で毎月の販促企画を立案し、仕掛けていきます。

企画自体も、ハンドメイドの魂を込めた商品開発がファンを獲得していっているのです。

 

投稿日: 2017年3月23日 | 11:54 pm