震災から6年…

東日本大震災から、今日でまる6年が経過しました。

報道番組では、当時の映像を流して震災を振り返る放送をしていました。

震災の被害に遭われた方々は、本当にお気の毒だと思いますし、かける言葉などありえません。

しかし、我々にできることは震災があったことと、亡くなった方々のことを忘れないことだと思うのです。

忘れなければ、震災に対する教訓はきっと活かされるでしょう。また、亡くなった方は、かけがえのない人たちの中でずっと生き続けるのだと信じています。

親友が教えてくれました。

人が生まれ、生きていくとの間に起こる全ての事象には意味があるんだと…。

まさにその通りだと思う。

 

その意味をキラキラと輝かせるために、その瞬間瞬間を一生懸命生きることが大事なんだと思うのです。

投稿日: 2017年3月11日 | 6:06 pm

続・就職活動に思う…

最近のネットニュースによると、就職活動生の中で「電話応対が苦手」や「面談自体が苦手」などの悩みを持っている学生が少なくないとか。

インターネット・コミュニケーションツールの発達で、メールやSNS内での意思疎通は得意である一方、アナログ的な電話や直接面談が不得意な人材が多いそうです。

はっきり言いましょう。ビジネスの世界は、アナログが基本です。

特に大切な会議や、商談、面談、打ち合わせにおいては、同じ空間の空気を吸い、雰囲気を共有しなければなりません。

テレビ会議やSNSツールでは、コミュニケーションに限界があります。

ですので電話応対が苦手、面談が苦手などと悩んでいる学生諸君は、今のうちに訓練しておく方がベターです。

訓練することで、克服できます。また、ライバル学生との差別化のためにも、挑戦してもらいたいと思います。

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直接面談や電話なしでの仕事などありえません。

ビジネスは、”心”を伝えなければ成立しないからです。心を伝えるためには、同じ空気・雰囲気・フェイス トゥ フェイスが基本中の基本だということを認識しましょう。

 

 

投稿日: 2017年3月10日 | 8:43 pm

原価というもの 〜利益を生む最初のモトデの考え方〜

以前、売上というものに対する考え方をブログで書きました。

今回は、”原価(売上原価)”というものに対する考え方を提言したいと思います。

会計上の計算式は、期首棚卸額(在庫額)+当期仕入額−期末棚卸額(在庫額)となります。

小生は、この計算式が重要とは考えていません。経営コンサルタントの立場から言わせていただくと、原価というものの考え方を的確に捉えるべきだと考えています。

原価は、「利益の最初の源泉」という捉え方をしないと、経営判断を間違える場合があります。

粗利益をできるだけ出したいために、原価を抑えるだけ抑えてしまうという判断ミスです。

逆に、ずざんな原価管理で「売れば売るほど赤字」というケースも稀に散見します。

小生は、商品開発コンサルティングの際、商品1つに関わる原価計算を実施し、一つ売ればいくら儲かるか?を明確にしていきます。

厳密いうと、それくらいの原価管理計算が経営上は絶対に必要なのです。

利益を生み出す最初のコスト(モトデ)ですから。

原価は、かけ過ぎずケチりすぎず、適正な原価額による価格設定が絶対に必要です。

投稿日: 2017年3月9日 | 6:15 pm

就職活動に思う…

学生の就職活動が本番を迎えていますね。小生も起こせば25年前くらいに新卒就職活動なるものを体験しました。

学生の諸君にあえて提言したいのは、”就社”ではなく”就職”活動なのだという点です。

どこの会社に入りたいか?よりも、何の仕事をしたいかを軸に考えないと、その後が苦労します。

理想と現実というのは、どこの世界にもあるわけで、その突きつけられた現実をどう受け止めるか?が大切でしょう。

今は、ネット社会ですので様々な企業情報が簡単に入手できる社会です。そういう意味では、人生をかけて入社する学生新卒の皆さんにはとても有利な環境と言えるでしょう。

また、あえて言いたいのは、会社はひとつではありません。自分の人生設計プランを描き、その価値観や方針・夢に沿った職業を選択すべきです。

さらにあえて言いたいのは、将来、起業を見据えて就職活動をする…あるいは、はじめから起業を目論むなどいうのも、一つの選択肢だと思いますよ。

投稿日: 2017年3月8日 | 8:06 pm

成功?失敗? 〜勘違いの落とし穴〜

前にもブログで書きましたが、新規事業をスタートさせる際や、新しく起業をされる際に絶対勘違いして欲しくないことです。

ビジネスにおける”成功とは?””失敗とは”という問いです。

よく書店に並んでいる「成功者に学ぶ◯◯◯」や「成功する事業の◯◯◯」というタイトル、目にしませんか?

開いて立ち読みしてみてください。そのほとんどが、儲け方や利益の上げ方などに関する内容です。

断言しますが、事業の成功は「事業が永続発展する」こと。

失敗は、「事業は途中(志半ば)で終わってしまうこと」です。

そこのところを勘違いすると奈落の底に落ちるような、落とし穴にはまり込みます。

自分は、クライアント様からのご依頼の際、「事業の成功と失敗とは?」という定義(価値観)に賛同・賛成できる方しかお引き受けしないことにしています。

利益追求型のご依頼には、やんわりとお断りを入れています。

特に、小さなビジネスを始める際(大企業ももともとは小さな零細企業です)、事業の成功と失敗にきちんと価値観を確立してください。

その後の経営方針・戦略・戦術が大きく変わってきます。

投稿日: 2017年3月6日 | 6:58 pm

助成金依存型ビジネスの末路

地方創生の名の下、さまざまな企業向け助成金が用意されています。

たかが助成金、されど助成金…助成金は賢く申請し、賢く遣わせていただきましょう。

中小企業診断士として、種々様々相談を受けます。中には助成金申請書を策定するという依頼もあり、ヒアリングして可能性がある案件のみ引き受けています。

社会貢献型ビジネス(ソーシャルビジネス)という分野があり、とても価値の高い取り組みだと思います。

特にソーシャルビジネス事業者に比較的多いのですが、中には助成金を主な収入源とするようなビジネスモデルの事例があります。

明確に言っておきたいのですが、助成金依存型事業は限界があります。

というより、”依存”するのはやめましょう!

助成金は、しょせん助成金です。

ビジネスは、「いいものを創って(あるいは仕入れて)売る」「いいサービスを提供して対価をいただく」というのが基本です。

助成金に依存してしまうと、申請書類の策定作業に追われる…報告書類策定に追われる…ビジネスの基本がおろそかになってしまう…など、時間的・業務量的圧迫が強まり、全くいいことはありません。

投稿日: 2017年3月4日 | 7:00 am

失敗しないカフェ経営 〜飲食店経営の実際−5〜

失敗しないカフェ経営シリーズ…最終回はお客様の囲い込み(顧客管理)について書きます。

現在、SNSやネット環境を利用したアプリでの顧客管理が容易になっています。

また、エアレジなどを利用した日々業績管理もオススメです。

カフェをはじめとした飲食店経営は、業績管理はこまめにすることが絶対です。

会計事務所から上がってくる試算表での2ヶ月後の業績管理では、日々変化する店舗環境に対して戦略立案のスピードが遅れます。

そして、顧客管理の方法ですがインターネット環境を利用した管理にしても、顧客台帳を記入してアナログ的に管理するにしても、最も重要なのは品質(美味しさ)の担保であることは言うまでもありません。

何のための顧客管理かという考え方を、間違えてはいけません。

顧客管理の目的はひとつ。リピーターとして再来店してもらうためです。

”たまたま”来店くださったお客様を”わざわざ”来店いただくお客様とすることが重要なのです。

そのためには、ポイントカードを創り無料配布していくこともいいし、ネットアプリでクーポンを発行することもいいでしょう。

再来店を促進する際の、顧客囲い込みの考え方は、

「品質(美味しさ)を維持しつつ、損して得取れのサービス施策」です。

”たまたま客”が”わざわざ客”として再来店するお店にしていきたいものですね。

 

投稿日: 2017年3月3日 | 7:00 am

失敗しないカフェ経営 〜飲食店経営の実際−4〜

カフェ経営においていくら利益を出しても(儲かっても)、数年も続かないような経営をしていては意味がありません。

企業経営全般に言えることですが、経営は儲かることが目的ではないのです。

カフェ経営も同じ。「お客様に非日常的な空間でおいしいメニューを召し上がっていただく」という理念を決して忘れてはいけません。

数字(売上や利益)にこだわりすぎて、損得経営に走った結果潰れてしまったケース。逆に提供メニューにこだわるあまり、原価率が高騰したり商品ロスが発生して利益が出ずに潰れてしまったケース。

カフェ経営には様々なリスクが伴います。

全ては経営者の考え方や姿勢、お客様への向き合い方で決まっていきます。少人数で運営する(ともすれば2〜3人)カフェ経営は、オーナーや店長を始めとしたリーダーの運営手腕が直接影響するのです。

一方で、お客様がひっきりなしに訪れて、行列ができるカフェもこの世には多数あるわけです。

そんなお客様に支えられるカフェになりたいですね。

次回最終回は、顧客囲い込み戦略について書きます。

投稿日: 2017年3月2日 | 7:00 am

失敗しないカフェ経営 〜飲食店経営の実際−3〜

来店顧客のターゲッティングを明確にした際、次に重要になるのは”商品開発”です。

商品とはすなわち、メニューのことです。ところがカフェ経営には目に見えない商品が存在します。

それは、雰囲気とか空気感とか…日常を思わず忘れてしまうほどの空間演出・店舗づくり…といったものです。

クリンリネス(清潔保持)や店舗内のちょっとした演出(季節花の一輪飾りなど)にも気をつけたいですね。

メニュー開発は十分な時間と労力をかけて取り組みたいところです。

カフェを始めとした、飲食店経営全般的に言えることですが、飲食店は「製造業×サービス業÷2」という公式があると考えています。

つまり、非日常空間を提供するサービス業と、商品開発に重点を置く製造業の考え方をクロスミックスさせた運営が必要だからです。

商品(メニュー)開発の際のポイントを提示しましょう。

原価は、かければかけるほどいいというものではありません。かといって低すぎてもダメです。品質をおとしますから。

原価率30%ほどを目安に、おいしいメニュー開発に取り組みましょう。当然、盛り付けの見た目やトレーの置き方、スタッフの接客も重要です。

全てが”味付け”なんだという意識をもって、ひとりひとりの来店客に向き合いましょう。

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投稿日: 2017年3月1日 | 7:00 am

失敗しないカフェ経営 〜飲食店経営の実際−2〜

前回に引き続き、カフェ経営(飲食店も同様)について書きます。コンセプトづくりが重要と言いましたが、コンセプトの次に重要なのが、ターゲッティングです。

つまり、メインターゲットやコアターゲットを明確にして戦略を立てやすくするための作業です。

メインターゲッティング…来店顧客ゾーン(◯◯歳〜◯◯歳の女性など)を明確化する。年齢層をあまり幅広くしないことがポイントです。

コアターゲッティング…本当に来てほしい来店客の客像を極めて明確にします。例えば”30歳半ばの、仕事に向き合うキャリア。趣味は、アウトドアスポーツとエクセサイズなどのアクティブな女性”といった内容で設定します。

このターゲッティングがブレてしまう(例:昼間は30歳代の女性。夜は50歳代男性など)と、メニュー開発もブレます。食材などの仕入れジャンルも広がり、原価が膨れ上がります。

原価が上がると利益が上がらず、悪循環に陥ります。

また、結果としてオリジナル性も薄くなり、特徴のない”面白くないカフェ”になっていきます。

こうなと顧客離れは時間の問題です。

ターゲッティングは、損得で考案してはいけません。あくまでもお店のコンセプトに沿った顧客戦略を立案しましょう

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投稿日: 2017年2月28日 | 9:33 am