読書

趣味の一つに読書があります。趣味というより、無性に”活字に飢える”という瞬間があり、それこそ貪るように読みます。小生の本を読むスピードは異常に早いらしく、あっという間に1冊読み上げてしまいます。

速読力というのでしょうか?読むというより、(キーワードを)見ていくと言った方が合うかもしれません。

最近面白いと思った本は、

池井戸潤著「陸王」…足袋の中小製造メーカーが、スポーツシューズ業界に新規進出。中小企業の活躍が描かれた感涙必至の作品です。

浅川次郎著「終わらざる夏」…最高限度年齢45歳で召集された主人公が直面する戦争の現実が描かれています。

書店のビジネス書コーナーには、自己啓発や経営ノウハウの本がずらりと並んでいますよね。経営者やコンサルタントにオススメの本は、やはり人間学を主題にした小説やノンフィクションです。

「◯◯の儲け方」や「◯◯すれば成功する」などのタイトル本は、読むのに???です。

PAK105191150_TP_V1

 

投稿日: 2017年1月27日 | 10:57 pm

おもしろき こともなき世を おもしろく

幕末の志士、高杉晋作の辞世の句と言われている言葉である。小生は経営コンサルタントして、愉しく生きる一人の人間として座右の銘にしている。

楽しきことこそ上手なり…ポジティブシンキングや前向きに生きることを深考する上で、噛めば噛むほど味が出る言葉である。

おもしろくない状況でも、心の持ちようでおもしろくなるものだ…ということを示唆したものであろう。

高杉晋作は、肺結核により満27歳の若さで死去している。その短い生涯ながら、歴史に名を残した長州藩(山口県)の英雄である。当時、常識を破る発想で組織した奇兵隊。長州藩を倒幕に方向付けた行動力はものすごい。発想力、行動力、建設的考察力は、コンサルタントとして大いに見習いたいものだ。

諸説あるが、坂本龍馬が肌身離さず所持していた護身用のピストルは、高杉晋作が贈ったものと言われている。その友人思いの考え方にも、男として惚れてしまう。

「おもしろき こともなき世を おもしろく」は実は下の句があり、「すみなすものは心なりけり」(諸説あり)と詠まれている。全ては心しだいという意味であろう。

それにしても、高杉晋作はかっこいい。

Unknown

投稿日: 2017年1月26日 | 11:34 pm

経営指標の考え方 〜売上(うりあげ)の公式から見る戦略思考〜

経営係数において、もっとも重視される指標は”売上”ですよね。ところが、売上とは膨張指数なので、それだけで企業経営の健全さを測る尺度とはいえません。

経営の健全さは、経常利益がもっとも適した指標といえます。”経常利益”の考え方は後に説明します。

税理士や公認会計士の先生が、試算表の説明をするとき、売上を上げましょうと言われると思います。

売上を上げるというのは、経営(商売)として当たり前。

中小企業診断士(経営コンサルタント)しては、売上の上げ方に着目します。

売上を分解して数式で表すと、 売上=客数×客単価 です(他にもあります)。

客数か、客単価、どちらを上げるのが健全でしょうか?もちろん両方なのですが、優先順位は明らかに”客数”です。客数さえ増えていれば、客単価を上げる策は無限です。

逆に客単価を最優先すると、無理な提案やおすすめによって客離れを招きかねません。

売上の構成要素”客数”は、経営基盤強化のための重要な目安です。

kazu85_yuki20140208-P2080098_TP_V1

投稿日: 2017年1月22日 | 11:00 pm

続・羅針盤 〜経営計画書はボトムアップ型で創出せよ〜

1月19日、20日の二日間にわたり、ある企業の福岡オフィスにて単年度経営計画書策定研修会をお手伝いしてきました。

その会社、初めての取り組みだったにもかかわらず、予想以上の策定スピード。驚きました。人財が揃っている企業は、理解度や策定スキルも高いですね。これからが本当に楽しみな会社です。

支援している小生も、とても充実感のある策定研修会になりました。

 

ところで…。

小生が『羅針盤』と呼んでいる単年度経営計画書(経営方針書ともいいます)は、経営首脳だけで策定してもあまり意味がありません。できるだけ各部門幹部(可能なら現場スタッフ)を巻き込んだ策定がベターです。

当然、数値計画もありますが、業績数値はあくまで目標であり結果現象です。時間をとって策定すべき内容は、数値目標クリアのためのプロセス(重点行動具体策)です。

業績数値計画は、部門毎にボトムアップ(現場からの自主的目標)型で策定しなければ意味がありません。

来期の目標業績数値を策定するときのポイントは、”がんばったら届きそうな数字、その頑張り方もイメージできる数字”の計画がもっとも現実的です。

昨年対比130%や150%などといった(達成可能根拠があるなら別です)、絵に描いた餅のような数値計画は立てなようにしましょう。

目標達成感を味わう事…これもスタッフモチベーションを向上させ、維持するための重要なポイントなのです。

投稿日: 2017年1月21日 | 12:31 am

黒帯

41歳で空手を始めて約5年。先日、やっと黒帯をいただくことができました。

IMG_2083

息子と共通の話題作りではじめた空手。今ではすっかりライフワークとなりました。

昨年5月の昇段審査は、まさかの形(ナイハンチといいます)を忘れてしまい、不合格。緊張感が頂点に達した悔しい結果でしたが、12月の挑戦2回目で合格をもらいました。

小生が所属する空手の道場は、和道流古賀道場と言います。大人から子供まで100人を超える練習生が所属しています。

昨年は、東京武道館で開催される国際大会にも出場(壮年男子組手)でき、親子で全国大会に出場するという夢も実現できました。本当に空手を始めて良かった…と思います。

2020年の東京オリンピックで正式競技となった空手。これからも楽しみながら、ず〜〜っと続けていきたいと思っています。

投稿日: 2017年1月20日 | 7:29 am

長崎にて

今日は、長崎で仕事でした。

中小企業診断士になって以来、約8年にわたり支援している会社での店長会です。その企業は、はじめて訪問してから社長の人柄やスタッフの人間的な魅力に惚れ込み、こんないい会社を支援できるという喜びを感じたものでした。

企業経営は、ヒトがその趨勢を決します。経営理念(その企業ではクレドと呼んでます)を一生懸命唱和して、会議に臨む社員たちに震えました。

あれから約8年。さまざまなことがありましたが、今も変わらず、お伺いするのが本当に楽しみな会社です。

店長会の後は、新年会に呼んでもらいました。いつの時も、未来を語り描く話はとても楽しいですし、時間を忘れます。

以前、長崎の会計事務所に所属していましたが、とても美しく風情のある大好きな街です。

当然毎年、力を入れていて、JR九州がコラボレーションした特急を走らせます。今は、Kis-My-Ft2のコラボ特急かもめが走っています。

IMG_2079

IMG_2078

2015年には、福山雅治のコラボかもめでした。

長崎、とってもいい街です。

投稿日: 2017年1月17日 | 11:44 pm

羅針盤 〜経営計画書なしに事業はありえない〜

コンサルタントして中小企業経営を支援していますが、単年度経営計画書がない、あるいは創っていない会社があまりにも多いですね。

中小企業はスタッフ・社員(家族以外)を雇った瞬間に大きな責任を負います。つまり、スタッフ(加えて家族)の人生を背負うという責任です。ですから、その瞬間に経営計画書を的確に策定して、マネジメントサイクルを実直に回してくことを要求されます。

小生は、中小企業経営を”小さな船”の航海によく例えます。

単年度経営計画書は、いわば航海(経営)の羅針盤です。羅針盤がないと、進むべき方向性が分からず、路頭に迷います。経営は課題の連続です。課題を解決していくことが役割です。もちろん、経営者には経営者の、幹部は幹部の、社員には社員の解決すべき課題があります。

経営計画書(羅針盤)を策定(用意)していれば、来たるべき課題をある程度予想できるのです。

経営者の皆さん、羅針盤は是非作ってください。できれば、幹部(少人数の場合は全スタッフ)を巻き込んだ、ボトムアップ型の羅針盤が望まれます。

トップダウンで作ると”やらされ感”を醸成してしまします。やらされ感は、モチベーションの低下を招き、いいことはありません。

モチベーションアップのツールとしても経営計画書(羅針盤)は有効なのです。

投稿日: 2017年1月16日 | 8:08 pm

新年会にて

昨晩は、空手道場の師範、保護者会役員を交えての新年会でした。

2月11日(土・祝)に開催される和道流佐賀県大会の内容打ち合わせのあと、師範のお誘いで賑やかな新年会となりました。

道場の子供たちの話や、和道流空手の奥深さ、稽古内容などについて大いに笑い合い、語らいました。

本当にたのしいひとときでした。

写真は、師範にご馳走になった甕入りの焼酎です。

IMG_2071

贅沢にも、古賀師範についでいただきました…。

IMG_2068

銘柄は、宮崎県日南市の京屋酒造・甕雫(かめしずく)という芋焼酎です。とろみのある奥深いコクと甘さ、とってもおいしい焼酎でした。

やっぱり、焼酎はロックが一番です。日本人で良かった…。

古賀先生、ごちそうさまでした。

 

 

投稿日: 2017年1月15日 | 10:48 pm

縁というもの

今日は熊本主張。クライアントの社長と未来の新規事業について、徹底的に作戦会議しました。

会議後、恒例の食事会。

尊敬する社長から、

「経営者に最も必要なもの…それは”覚悟”だ。”覚悟”があれば、どんな事態も受け入れられる。乗り越えていける。その事態が、導いたものは、縁・運命なんだよ。」と言われました。

ポジティブシンキングとはよく言ったもので、優秀な経営者は、常にプラス思考です。言葉は簡単でも実行は困難…ですよね。

けれども今夜の食事会は、鋭い助言として心に突き刺さりました。

全ての事象を、縁・運命と受け止め、次の一手を考える…経営者・コンサルタントの端くれとしていつまでも心がけたいものです。

 

投稿日: 2017年1月13日 | 11:52 pm

品質の本質 〜クオリティの本質は企業価値だ〜

品質(Quality)は、ブランドを決める根幹だと書きました。

では、品質とは何でしょうか?中小企業の基本戦略は、高品質・高価格・高付加価値戦略です。間違っても他社より”安いモノ”を揃えようとしてはいけません。価格競争は、中小企業がもっとも避けるべき環境です。

そこで、高品質を担保しなければなりません。お客様の期待を裏切らない絶対的な品質を。

品質の本質は、製品そのものの良さだけではありません。中小企業の経営資源は”ヒト”です。ですので、品質を構成するファクター(要素)は、製品そのものの良さはさることながら、人財力(スタッフ・社員の人間的魅力)こそが品質の本質と言えます。

中小企業は、人財力を含めた総合的な品質(総合的企業努力)で、積極果敢に挑んでいく覚悟と継続的努力が必要です。

 

投稿日: 2017年1月12日 | 6:26 am