経済雑誌「Kin Chu」(近代中小企業)記事掲載(5回連載)スタート!

昨年9月に初めて掲載いただいた、経済雑誌「Kin Chu」(近代中小企業)の編集部から、昨年末に再度お声かけをいただくことができました。

今回のテーマは、「新商品開発コンサルティングの現場レポート」です。5回連載という、ありがたいお話。

昨日1月1日は、連載第1回目の掲載日(1月号発刊日)でした。今回は、友人のゴルフ練習場で「新商品(サービス)開発」に取り組んだ”生きた事例”を盛り込むことができました(友人でもあり、クライアントでもある同志に感謝!ありがとう 笑)。

新商品開発は、中小企業経営に様々な正の効果をもたらします。「スタッフのモチベーション向上」「ブランディングの起爆剤」「高付加価値の実現」etc.…。

経営革新( イノベーション)の連鎖は、中小企業経営の究極の戦略と言えましょう。

中小企業診断士として、プロコンとして、自分の主義主張を公開できるチャンスをいただいた事は、心から喜ばしいと思っています。

5回連載という新しい取り組みは、負荷もかかりますが、愉しく取り組んでいきたいと考えています。

今回掲載いただいた原稿を、PDFとしてダウンロードできます。ご興味ある方は、ぜひ自社経営にご活用ください。

34-37-エイチ・コンサルティング

発行元情報はこちらです!

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「近代中小企業」
発行:中小企業経営研究会
https://www.kinchu.jp
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投稿日: 2021年1月2日 | 1:00 am

2021年!また…錨を上げて。

2021年がスタートしました。昨日夜、仕事とプライベート両面で1年を振り返ってみました。コロナ禍に振り回された1年ではありましたが、仕事面ではかなりの躍進が図ることができた1年だったと思います。

本当に、素晴らしい人たちとのご縁に助けられました。つくづく、「人と人の繋がり(絆)は財産だ」と教えてくれた放送局時代の上司の言葉を、心の底から噛み締めた年になったと思っています。

そして2021年。

仕事面での大きな目標は、ずばり!「ゲーミフィケーション・コンサルティング」の実現です。数年来準備してきた、新しいコンサルティング・ビジネス分野。これを実現させたいと思っています。

コンサルティングの分野に、ゲームという楽しみながら学べる仕組みを導入する…。

ご縁のあるクライアント様、これからご縁があるであろう、まだお会いしていない経営者の方々。プロフェッショナル中小企業診断士として、さらに質の高い支援ができるように自己研鑽していきます。

プライベートでは…。たくさんありますね。もっと仕事面で充実させろ!って怒られそうですが、人生は愉しまないと。笑

まず空手は、全国大会に再度出場したい。2年連続で開催されていないマスターズ全国大会への挑戦です。9月、岡山開催!

2級船舶免許を取得、そしてヨット操船技術の習得。50代の新しい挑戦です!

ともあれ、この湧き立つような高揚感を心ゆくまで愉しみながら、錨を上げたいと思っています。

 

投稿日: 2021年1月1日 | 12:00 am

人事戦略は先手先手で…。「選ばれる経営」への進化論

「ヒト」「モノ」「カネ」「ジョウホウ」という経営資源の中で、経営の血液たる「カネ」の管理は必須です。特に資金繰りは極めて重要で、1年間の資金繰り計画表を策定し、毎月の現金(キャッシュフロー)をPDCAしていく事は基本中の基本です。

同時に中小企業経営にとって、重要なマネジメントとして人事戦略があります。その中でも、人事に関する採用・育成における戦略は、先手先手で計画を立案することがベターです。

経営資源の中でも、最も大切なファクターは「ヒト=人財」であると、僕は再三主張していますが、その考えは正しい仮説であると自信を持っています。「カネ」も「モノ」も「ジョウホウ」も、「ヒト」がもたらす産物にしか過ぎないからです。つまり、優秀な人財がいれば、売上も確保できます。いい商品も創れます。情報(ノウハウや知的財産)も蓄積できるのです。

明日は2021年に突入します。2021年は、淘汰が進む厳しい環境が待ち受けているでしょう。淘汰されない基盤のしっかりした経営を実践していきたいですね。

そのためには、「支えられる経営」を実直に遂行していくことです。誰から?関わるすべての人たちからです。

支えられる経営は、「選ばれる経営」に進化します。誰から?お客様や関係先(仕入れ先や支援者)、そして社員(現在と未来)からです。

選ばれる経営への進化は、人本経営(人を大切にする経営)が鍵を握っていることを改めて主張して、2020年最後のブログを締めくくります。

投稿日: 2020年12月31日 | 6:00 am

颯爽とした会社、颯爽とした経営者

今年も残すところ、あと2日になりました。長くご支援しているクライアント様。今年初めてご縁をいただいたクライアント様…。本当に心からご縁に感謝し、少しでも経営躍進が実現するよう、来年も誠心誠意お手伝いしていきたいと思っています。

さて、今年を振り返るとコロナに始まり、コロナに終わるという年でした。2020年12月30日現在でも、コロナ禍の真っ只中にありますが…。

こういうコロナ禍においても、ブレずに自社の経営に邁進する経営者の方々に触れ合えたことが、中小企業診断士の僕にとって大きな財産にできた年でした。

自社の経営理念にブレずに向き合うことが、経営者としてのミッションである事は間違いありません。コロナのような緊急事態に際して、徹底してブレずに邁進する経営者は”かっこいいな”と思います。

そしてそのような”かっこいい”経営者に導かれている会社も、実にかっこいい。

まさに「颯爽とした会社、颯爽とした経営者」です。

2021年は「颯爽とした経営者や会社」にスポットが当たる年になるでしょう。つまり、正しい経営を実直に実践されている会社と、そうではない会社の格差はさらに広がり、淘汰環境は厳しさを増していくと考えられます。

颯爽とした経営者は、自信に満ち溢れ、その自信溢れる後ろ姿は社員・メンバーに良い影響を与えます。経営者から放たれた、良質なエネルギーは、社員・メンバーのモチベーションを確実に上げていき、経営パフォーマンスを向上させるのです。

2021年も、様々な環境が待ち受けているでしょう。向かい風の環境も、追い風の環境も、風を見方につけるヨット航海のように少しづつ前進していきたいものです。

投稿日: 2020年12月30日 | 6:55 am

熱くならなきゃコンサルじゃない!

中小企業診断士のミッションは「価値と価値を掛け合わせて、新しい価値を創る(支援をする)」だと思っています。僕も12社ほどの定期顧問支援クライアント様がありますが、それぞれのクライアントには個別具体的な課題が存在しているものです。

これも僕の持論(信念)としている価値観ですが、「クライアントの課題を我が課題として取り組む」ということです。経営コンサルタントは、第3者的な立場から客観的に観察して助言するスキルが求められますが、「あまりにも俯瞰してしまう」とクライアントに寄り添った支援ができません。

プロコンである以上、クライアントの抱える課題やその解決に対して、一緒に熱くなって喜怒哀楽することが求められます。

以前にも書きましたが、中小企業診断士は先生ではありません。仕事柄「先生」と呼ばれることがありますが、姿勢やハートまで先生として接してしまうと「立ち位置」を誤ってしまいます。

立ち位置を誤ってしまうと、「クライアントの課題を解決するための、寄り添った支援」ができません。上から目線で助言したり、謙虚な行動ができなくなります。

経営コンサルタントは、クライアントと一緒に(同じ目線)課題に向き合い、時に熱くなり、時に冷静に判断していくことが大切です。熱くなっては物事を判断することができなくなる…と主張するコンサルタントもいますが、「燃え滾るような情熱と冷静な判断力」を持ち合わせてこそ、プロと言われるのではないでしょうか。

投稿日: 2020年12月24日 | 5:19 am

休みが増えれば生産性は下がるのか?

社員の休みが増えると稼働日数や稼働時間が絶対的に現象し、生産性(売上や製造成果)が減少すると考えている中小企業経営者は、意外と多いですね。もちろん、勤務日や休日のバランスは大切です。しかし、長時間におよぶ労働時間は帰って生産性を下げるという実例は、僕の経験上明確に断言できる現象です。

懇意にさせていただいている社長から、「会社の売上が120%以上で伸びていったのは、自分が現場に対して口を出さなくなったこと、そして休日を週休二日できちんと休むようにしてからなんだよね…」と言われたことがあります。

それまでは、厳しく社員を叱咤していたし、休日も月に5日ほどだった。これでは限界があると感じ、休日も8日に変更し、社員に対しても直接叱咤することをやめた…と。結果的に、モチベーションが飛躍的に上がり、会社の生産性は着実に向上したということです。

人間は機械ではない。機械も定期的なメンテナンスが必要ですよね。働くという行為も、休みやリフレッシュというリセットを通じて価値を上げていくと生産性は飛躍的に向上するものです。

経営者の最大の仕事は「社員・メンバーのモチベーションを上げること」というのは僕の変わらざる持論です。

そのためには、経営を支える幹部・リーダーの育成が絶対的に必要なのです。オンオフのスイッチを切り替えることができ、メリハリのある仕事が価値を高める…そんな意識を醸成する組織風土を育みたいものですね。

投稿日: 2020年12月23日 | 5:41 am

中小企業診断士のマインドセットーARIKATA【46】

【中小企業診断士が成すコンサルティングサービス:幹部・リーダーの育成】

中小企業診断士(経営コンサルタント)の仕事は、ある意味「人間ウォッチング・スキル」が試される仕事と言っても過言ではありません。何度も訴えていますが、中小企業経営の根幹はヒト(=人財)であるからです。

中小企業が成長段階にあるときは、ビジスネ拡大のチャンスです。このチャンスをものにするために、経営者がやるべきことは何でしょうか?もちろん新規出店や商品開発も大事でしょう。しかし、成長段階であるかゆえに最も大切なミッションは「幹部・リーダーの育成」であることを認識ましよう。

幹部・リーダーの育成に課題を持っている中小企業は意外と多い。逆に、しっかりした幹部が育てば経営者は様々な「社長業」に着手できます。育成方針はただ一つです。「経営理念の真意を理解し、伝え、組織浸透させることができる」幹部・リーダーの育成です。

間違っても、「(お金)を稼ぐ幹部」「技術を極めた幹部」という育成方針を打ち立ててはいけません。お金を稼ぐことや技術を高めることが、幹部の仕事ではありません。それは全てが結果現象。

リーダーは、組織をあるべき方向に導くスキルが最も求められます。

「自分は稼げるから」という理由で、部下を見下したり組織をまとめたるすることができない幹部・リーダーは、一歩間違えれば組織の規律を乱す人罪となりかねません。

中小企業診断士は、クライアントに寄り添う専門支援家として経営幹部・リーダーの育成プランを立案し、実行支援していくことが期待されますし、ニーズは高いです。

 

投稿日: 2020年12月22日 | 5:36 am

貯信は貯金に勝る

中小企業経営は、資金繰りとの戦いである一面があります。特に創業期においては、資金不足に陥るリスクと背中合わせのときもあります。それだけに資金繰り管理が重要になってくるわけですが…。

大企業経営と違い、潤沢な内部留保に裏付けされたオペレーションが困難な中小企業経営は、何よりも”信用力”が大切です。信用を貯めていくことを”貯信(ちょしん)”と言います。何も難しいことを言っているわけではありません。ごくごく当たり前の”信用を蓄積していく”経営のことなのです。

例えば「納期を守る」「クレームに真摯に対応する」「支払い期限を守る」「アポイントの約束を守る」などの基本的なことです。この基本をなかなか守らない中小企業が割と多いのです。

ずさんな企業経営は、信用力を著しく低下させます。何より、ステークホルダーからの信用力は、経営を直撃し「支えられない経営」というイメージを植え付けてしまいます。

経営会議で決定したことを遵守し、実直に実行することも重要です。コンサルタントと徹底議論し、決定した施策をいとも簡単に変更したり、全く改善実行に着手しなかったりする経営者に時々会いますが、現状回復した事例は皆無です。

”貯信は貯金に勝る”…このことは、僕のコンサルティング活動から導いた結論ですが、信用力が乏しい経営は「資金が底をついた」途端に、坂道を転げ落ちるように経営状況が悪化していきます。

ですので、信用力を貯めていく経営を日頃からいかに実践しているか…今一度振り返ってみましょう。

投稿日: 2020年12月21日 | 5:11 am

経営者が会議などで訓話するとき…。

中小企業診断士は、基本的に経営者をリスペクトしなければならない…というのが僕の持論です。ただし、リスペクトに値する経営者ならば…です。スタッフを数名以上雇用している経営者ならば、経営者として”あるべき姿”を追求していって欲しいと願います。

経営者としての資質は、様々な角度から測定・検証することができますが、例えば社員を”やる気にさせる能力”がその最も最たるものと言えます。

具体的言動は、会議や朝礼などのスタッフに対するメッセージを送るときに現れてきます。経営者の最大の仕事は何か?「お金の管理?」「トップセールス?」「商品開発?」どれも重要なミッションです。しかし最も重要な仕事は「社員のモチベーションを上げること」だと言えます。社員のモチベーションが、結果的な経営パフォーマンスに大きな影響を与えることは、経営研究結果として実証されています。

特に、会議や朝礼ではその役割は重要です。間違っても、全社員の前で公開処刑のような「お叱り」「説教」は控えましょう。

ですので、経営者はメッセージを伝える”想いの伝道力”が問われます。社員は恐ろしいほどに”社長の背中”を見ています。その社長から発声られる言葉ひとつひとつに一喜一憂するものです。

幹部会議や経営会議において、社長が社員に対して訓話する時はポジティブで前向きな、”社員がアゲアゲになる”メッセージを送ってください。そのメッセージがブレない信念に基づいた内容であればあるほど、社員からのリスペクトは高まります。

リスペクトされない経営者は、早晩社員から見放されていくものです。このことは幹部も同じですが…。

投稿日: 2020年12月19日 | 6:38 am

”やり方”や”手法”といった方法論に惑わされない…。

書店のコーナーに立ち並ぶ、様々なビジネス書の数々。本当に多くの書籍が立ち並んでいますよね。

大手コンサルティング会社が出版したものから、まだまだこれからという方々が書かれた書籍まで、種々様々です。仕事柄、必ずチェックするコーナーではありますが、正直「読むに値しない本が多いな…」と思います。もちろん、方法や手法は学ぶに値しますよ、念のため。ただし、表題に「絶対成功する◯◯」とか「必ず売れる◯◯」といったタイトルが書かれている本は、絶対にお勧めしません。

ビジスネ書で読むに値する本は、選んだ方がいいというのが、僕の結論です。ただでさえ、忙しい中です。効率的・効果的に知識の蓄積をしていきたいですよね。

一番おすすめできるビジネス書のタイプは、「実例に基づいた物語」そして「経済小説」(フィクションでいい)です。

経済小説?と思う人もいると思いますが、そこに書かれている喜怒哀楽物語は、コンサルティング・プレゼンや講演講師のレクチャー時に大いに役立ちます。

僕もビジネス書を書きますが、できるだけ「成功例・失敗例」といった事例に基づいた経験談を執筆します。

あるべき論は机上の空論であり、三現主義(現地、現実、現物)とはかけ離れた内容になる場合が多い。そして、ノウハウに頼るようなコンサルティングは、クライアントから見透かされます。経営も然り、テクニックに走る経営はお客様から見透かされます。

大事なのは、何事もハート(心)、情熱です。熱意(エネルギー)と言ってもいいでしょう。

よく、精神論だけでは戦えないと言いますよね。当然です。超越した情報化社会の今日、コンサルティングも経営も精神論だけでは勝てません。

しかし、「精神論だけでは戦えませんが、精神論がないと戦えない」のも真実です。

ですので、書店に行ってビジネス書を探索するときは、あるべき・テクニック・方法…を列挙した書籍は避けましょう。

露骨に模倣するつもりなら話は別ですが。プロコンならば、ノウハウは自分で開発していきたいものです。

 

 

投稿日: 2020年12月10日 | 10:56 pm