アントレプレナー(起業家)へのエール〜何をするか?の前に…〜

起業家として事業を始める場合、その動機(目的意識)はとても重要です。

その目的が不純であればあるほど、ステージから退出する(事業継続断念)確率は高くなります。

動機として、もっとも良くない(オススメしない)意識を列挙します。

 

①とにかく儲けたい。事業は何でもいい。

事業の目的が”金儲け”の場合、その事業継続維持の可能性は限りなく低くなります。

もちろん価値観ですから、さまざまな考え方があるでしょう。

しかし、物事の判断基準が損得勘定になった瞬間に、ビジネスリスクは格段に高くなっていきます。

 

②目立ちたい、羨ましがられたい。

結構、こういう方も見ます。はっきり言いましょう。

ビジネスは甘くない!単純に目立ちたいなどの理由で始めるほど、簡単なものではないのです。

 

③サラリーマンがいやだから、とにかく起業したい。

動機の前の動機としては、あるあるだと思います(かつての自分も、そういう意識がありました)。

しかし、その場合は自分のスキル・経験が絶対的に活かせるビジネスモデルの構築が必要不可欠です。

 

④面白いビジネスを思いついた。起業したい。

大切なのは、思いついたビジネスが交換価値としてお金になるかどうか?です。

実際に、こういう起業希望者と面談しますが、事業として成り立つのは難しいのではないかという方がかなり散見されます。

 

起業の場合、その動機(理念=目的)がとても大切です。

例えば、ラーメン屋さんを開業したいと思う方は、「自分が作ったラーメンの味をお客様に喜んで食べて欲しい」という熱いブレない想いです。

つまり、起業意識は「何をするかでなく、何のためにするか?が一番大切」なのです。

その動機が見つからない、あるいは薄っぺらな起業は、ウマくいかないのです。

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