中小企業診断士は演出家である。

クライアントにて、総合コンサルティング(経営全般のコンサルティング支援)を展開していく場合、中小企業診断士の仕事は多岐に渡ります。

特に、演出家としてのタスクは、避けられないものがあります。

中小企業診断士は、演出家の側面を持たなければなりません。

演出家とは、映画や舞台などの作品における「監督」のことです。

脚本や台本を的確に解釈し、演出家として自分の方向性を決めます。スタッフや俳優をセレクトし、引っ張り、まとめ上げる。また、作品を納得いくまで創り上げる…。

まさに診断士の仕事でしょう。

中小企業診断士は、「経営情報(財務諸表や現状分析資料、視察から得られた1次情報)を的確に解釈し、方向性(仮説)を決定する。経営資源やメンバーをセレクトして巻き込みながら、経営課題に納得いくまで向かい合う」ことが仕事だからです。

中小企業診断士はプロの経営コンサルタントである以上、クライアントの経営パフォーマンス向上がミッションです。

経営パフォーマンスとは、業績的財務的な向上だけではありません。

それはあくまでも結果現象であり、クライアントが”いい会社になる”ことが正しいミッションです。

ミッションに向き合って、様々な課題解決をソリューションしていくプロセス。このストーリー(物語)を成功に導く演出家としてのマインドが、中小企業診断士には必要なのです。

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