中小企業診断士は稼げる資格である−6

中小企業診断士の有資格者は、2万人。そのうち、全国各地にある協会に登録している診断士は半分の1万人であると言われています。

この統計が正しいとするならば、実際に知識とスキルを使って、困っている中小零細企業の課題解決に向き合っている診断士は極めて少ないことになります。

中小企業は課題の連続です。課題ある経営は、却って健全であるということもできます。

経営の危機という言葉は、本当の意味では「現状認識に基づく先行管理をしても”打ち手なし”の状態」なのです。

さておき、困っている中小企業の課題解決に立ち向かう、診断士のミッションは”無限”にあります。

無限であるということは、仕事の種はそこらじゅうに隠されているということです。

仕事を獲得できない診断士は、コンサルティングの中身も薄いと言えましょう。

中小企業診断士の理想とする収入方法は、”定期訪問による顧問契約”です。

クライアントの現状認識を正しく行い、事業計画を理念に向けて立案・策定し、計画に基づく戦略を練り、 PDCAを実直に回していく活動です。

月に1〜2度の訪問支援は、それこそあっというまに終わります。時間の経過がとてつもなく早く、それだけ集中しますし、高揚感もあり、夢中になって課題に向き合うからです。

中小企業診断士として、クライアントに関わっていく最良のフローは、経営理念の策定・見直し・浸透から支援することです。

経営理念は、企業の共通の価値観であり全世界に発信した”企業の約束事”だからです。

約束は絶対に守らなければなりませんよね。

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