新商品開発〜エイチメソッド〜 レシピ作りと原価計算

例えば飲食物の新商品開発の場合、試作品を創ったあと、そのレシピを記録して残しておく必要があります。

新商品開発は、それ自体が企業にとって貴重なノウハウ(知的財産)になるからです。

知的財産として保管することはもちろん、場合によっては商標登録などの法的保護のことも、考慮しなければなりません。

 

レシピ作りと原価計算

飲食物に限らず、成果物の設計図は必要です。飲食物の設計図はレシピと呼ばれますが、慎重に記録・保管することが必要です。

試作品を創ったら、試食に入ります。

メンバーを集めて、できればマーケティング部(販売や営業部)も含めた方がベターです。

試食してディスカッション、そして改善。改善後の再試作から試食ディスカッションと、試行錯誤していきます。

まさに根気との闘いです。途中で、諦めず根気よく、開発部のモチベーションをケアしながら進めていきます。

試食を繰り返し、完成品として出来上がったら、原価計算に入ります。

1個の商品にかかっているモトデを計算するのです。気をつけたいのは、製造原価の人件費を忘れないこと。材料費だけで原価計算すると正確なモトデはできません。

原価計算が終わったら、売価を設定します。

売価設定の方法については次回に…。

この原価計算は、とても重要なフェーズです。

原価計算せずに、なんとなく売価を設定すると、場合によっては”売れば売るほど赤字”などという事態に陥ることがあるのです。

 

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